2000年2月220号週刊東亜

社会 / 女性のための空間
“男子と交換” 女性たちの解放区



ヘルスクラブ- 湿布ルーム(註:韓国伝統の湿布によるリフレッシュ法)-漫画喫茶等、‘女性専用’拡散…
“男たちの眼を気にせずに‘自由’を満喫”


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女性を握ってこそ事業が成功する!’この何年間か‘女性専用’をキャッチフレーズに掲げた事業体や社会施設が明確に増加している. 大型ショッピングセンターやデパートの場合、主要顧客の女性利用者を優待するために、駐車場の一区画を‘女性専用’にすることは必須だ. 最近では、ヒルトン等、一部のホテルでも女性専用駐車場を用意しており, 大韓航空は機内に女性だけのトイレを別に作った.
‘女性専用’というコンセプトが最も活発に広がる業種は、ヘルスクラブ, スポーツセンター, 湿布ルームなどのレジャー-休息空間事業だ. 女性専用ヘルスクラブ ワールドヘルスコンサルティングは、一昨年1月の法人設立以来、2年で全国18チェーン店を開く程に急成長した. 現在、会員数は6000余名. 梨花女子大前や新村支店は、会員数が600余名であると推定される. 今年7月オープン予定で漢南洞に建設中の女性専用スポーツセンター‘アマランス’も、昨年8月から会員券を販売し始めたところ, 900万ウォンという安くはない金額にもかかわらず、既に200余口が受付締切の状態だ. ‘枯れない花’を意味する‘アマランス’(Amaranth)という名前から、ターゲット顧客が女性であることを確実に見せる、この複合スポーツセンターは, 総3階建てに、サウナ マッサージ プール 室内ゴルフ場を用意する一方、キャリアウーマンのためにコンピュータとファックス施設などを揃えたビジネス空間も準備中だ.


社会進出によって経済圏が大きくなった

女性利用者のためのチャット空間を特に企画したネットカフェもある. ソウル胛鴎亭洞と上渓洞に位置した大型ネットカフェ ‘ウェブステイション’. 主にスタークラフト(註:対戦型インターネットゲーム)のようなゲームを楽しもうと ネットカフェを訪ねる男たちとは違い、インターネットチャットを目的に訪問する女性顧客のために、専用チャット空間を用意した. インターネット画像チャットを望む男性利用者も一部出入りするが, 男たちで一杯の一般ネットカフェ風景とは違い、ここでは女性利用者が大多数を占める.
これらの‘女性専用空間’が人気を呼ぶ要因は‘男性の目を意識せずに気楽に行動できるという点だ. 光化門に職場のあるカン・ミギョンさん(34)は、7年前から梨花女子大入口の漫画喫茶‘梨花漫画愛’を上得意として愛用している. 光化門にも漫画喫茶があるが、敢えて梨花女子大前まで‘進出’する理由は、こちらが‘女性専用’であるためだ.

“なにぶん、成人漫画のようなものを見る時は、男性の視線を相当意識するようになるので、女性のための漫画喫茶を訪ねます. その上、女性専用漫画喫茶は喫煙空間も別にあって、男たちの表情を気にすることなく自由にタバコを吸って、漫画を見る女性たちも目につきます.”

特に、湿布ルームやヘルスクラブのように体がかなり露出する業種は男性たちの視線が遮断されるという事実自体が、女性利用者に少なくない心理的安堵感を与える. ワールドヘルスコンサルティングでも、アマランスがトレーナーと職員を全員女性で配置したことも、このような点を考慮した措置だ.

ソウルと首都圏の10店舗が‘アイビステル’という共同ブランドを使用して、盛業中の女性専用ワンルームもやはり‘禁男の領域’という点で、実際の利用者達より父母たちにより大きい人気を呼んでいる.

“女性たちだけが住む家といえば、保安問題のために利用者に敬遠されないかと心配したのですが, 地方に娘を上京させるご両親たちが安心して任せることができると、呼応してくれました”というのが‘アイビステル’を運営する韓国創業支援センター コ・ジョンオク所長の話だ.

だが、女性専用空間の魅力は‘禁男’の垣根だけでは十分に説明出来ない. これらの空間の最も大きな長所は、まさに、既存の‘男性を中心に’ なされてきたサービス形態を脱皮, 徹底的に女性たちの要求と趣向に合う施設とサービスを提供しているという点だ.

“男性は筋肉強化を目的に運動する反面、女性は体脂肪を減らし、弾力を得るためにヘルスクラブを訪ねます. それで、スタイル管理のためのサイクル, ステップマシン等、有酸素運動器具を重点的に配置して, ウエイトトレーニングも負荷を女性に適当なように合わせて、筋肉は大きくならずに脂肪だけ減らせるように調節しました.”(ワールドヘルスコンサルティング 代表 ジョン・スギル)

女性趣向のすっきりしていルインテリアは必須. アイビステルでは、丈が長いブーツを収納できる‘ブーツ専用 シューズラック’まで用意しておいた. 女性専用漫画喫茶も、やはり男性趣向の武侠ものの代わりに、女性たちが好む純情漫画を中心に本を入れることによって‘内容の専門化’を試みた. 男のお客さんが入ってきても‘止めないけれど’特に面白くも無く、出て行ってしまうのが好都合だ.

ソウル 論硯洞に位置した‘黄色頭 チュヌ’. ‘女性専用’というスローガンを掲げた、異色的な美容室だ. 美容室ならば、元来、女性が主に利用する所であるため、‘女性専用’という修飾語がむしろ馴染まないが, こちらは雰囲気がかなり異色的だ. 院長から美容師までの全職員が男性なのだ. それも、皆‘整った’体型にすっきりした服装をした男性美容師たちが、女性顧客に最高のサービスを提供する.

“初めは、全部男の美容師だけだということがとても気がかりだったのですが, だんだん‘男からサービスを受ける’という事実に、これまでとは異なる安らかさや快感が感じられるようになりました. 同性から受けるサービスとはまた違う感じでした”というのが、こちらを利用したある女性顧客の話. ‘既存男女性役割の通念を逆に変えた’サービス業体の独特の風景だ.

このように、女性専用空間が増える趨勢は、女性の社会進出が増えて専業主婦もやはり以前に比べて、家庭の経済運用圏が大きくなりながら女性が主要な消費主体として浮び上がっている事実と噛み合っている. ‘需要がある所に供給がしたがうように用意’. 女性専用企業が主に入る位置は、やはり梨花女子大前, OLたちが多い市内都心, そして女性企業人たちが最近大挙進出しているソウル江南のテヘラン路周辺だ.


専用ショッピングモール、相次いで ‘ウーマンパワー’実感

コ・ジョンオク所長は、このようなトレンドに対して“以前は、顧客ターゲットを女性に限定した事業場が果して成功できるのかという懐疑的な見解が多かったが、今は雰囲気が変わっている. 女性を相手にした専門業者や市場は、今後、より一層アクティブになって増加することと展望される”と分析する. 特に、こういうトレンドは、サイバースペースでより一層急速に広がっている. 女性専用を標ぼうしたショッピングモールやウェブジン, ポータルサービスなどの増加速度が、現実空間での女性専用事業体増加をはるかに跳び越えているのも、特記することだけのことはある現象だ.
一つの心・心理相談クリニックの パク・インギョン所長は、現在の女性専用空間増加を‘過渡期的な現象とみることができる’と指摘する. 女性の社会的パワーが大きくなりながら、以前には男性の専有物のように見なされていたことを共に享受しようとする欲求も増加するようになっていたのに, 社会の固定観念はこれを完全に容認しないために衝突がおきる. それで、その衝突を緩和するために、男性の目を意識しないながらも、彼らと同じ行動特性を実現することができる‘女性だけの空間’を必要とするという話だ.

“男性と女性に、各々厳格に分離された行動特性が要求される東洋社会では‘女性専用空間’が、一定の時期の間、大きく脚光を浴びるだろうと予測されます. しかし、西洋のように、性別にともなう行動様式の固定観念がある程度解消された社会の場合、男女の空間的区分はむしろ探し出すのが難しいものです. 例えば、ドイツでは、男女高等学生が共にサッカーをした後、ひとつのシャワールームでからだを洗ったり, 男女混浴サウナが存在するようにです.”

女性の社会的‘力’が作りだした、女性専用空間は、果して過渡期的な存在だろうか. 女性のパワーがより一層大きくなって、男女の性別役割区分が緩和されれば、自然に減少することだろうか. とにかく、現在は男性中心社会で‘自由に行動する空間’を渇望してきた、わが国の女性たちに、これら‘解放区’がしばらく人気を集めることと予想される.


<キム・ジョンヒ記者 yhong@donga.com>



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