Vol.0044 '03/09/27

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ヘンサ(行事)続き

9月27日

何かとイヴェントに呼ばれることが多くなった我々、2日連続でのイヴェント出演である。
26日はオリニ大公園にて、ユン・ドヒョンバンド、カン・サネ、トゥゴウン・カムジャの3バンドでの無料イヴェント公演を行う。メチャ人が来た。新聞社・中央日報が絡んだだけに、動員がもの凄かった。2回目だったのだが、最初の同イベントは、チャムシルの室内競技場が舞台前立ち見席と、客席360度が人で埋ったほどだ。

で、今日書くのは次の日に行ったイヴェントのこと。ソンヌンにあるPOSCOというビルの中の広場にて、カン・サネ、トゥゴウン・カムジャ、ジャドゥ(JADU)の3組にてライヴを行った。

舞台は吹き抜けになっているビルの中心に設けられていた。吹き抜けには、何百というモニターが設置されており、それぞれ違った映像を流し続けるという...言わば“アート作品”が吊り下げられていた。リハもスムーズで、我々の要求にも素早く対応してくれる。前日のイベントでは自分の音以外は殆ど聞き取れないという最悪の条件だったため、これには一同ホッとする。ジャドゥはMR(音楽生活@COREA 第1回参照)にてのライヴだったため、生ライヴは我々のみだったので、細かく指定した状態そのままでライヴに望めるのがありがたい。

近所のミダレという寿司チェーン店の出前の寿司が到着、腹ごしらえをする。さすがに飽きたハンソッ・トシラクの弁当に比べれば100倍良い。チェーン店であっても和食が食える、というのは天国である。味よりも雰囲気、てなわけだ。そりゃあ“プデチゲ”や“サムギョプサル”よりかはわたくし・日本人の身体にもあってるし...特に長い生活だと尚更、である...

ジャドゥのライヴで幕を開ける。ヴォーカルの女の子、小さい身体ではあるが張りのある声だ。デビュー時の印象で、私の中にはどうもコミカル路線のイメージがあるのだが、中々の歌いっぷりであった。

“おつかれさまぁ”とジャドゥのメンバー(2人)に声を掛け、舞台に上がった。まずはトゥゴウン・カムジャが4曲演奏。
客層がいつもとまるで違うため、ちとやり辛い。エフェクター踏み間違えるし...

そしてカン・サネ氏が登場、そのまま我々がバックを務める。バックの時は少し控えめに...というのがあったのだが、今はもうどっかに行ってしまいました。やるだけやらしてもらおう、と決め...出来るだけ自分のギターを弾くように心がける。...と、ふと舞台にあるギター・スタンドを見ると...何と照明の熱で焦げている!!..既に燃える寸前、である。
一番スタンドに近いキムCに目配せをする...アッ!!という表情と共に、慌ててスタッフを呼ぶ素振りをする。演奏中、離れられないのは勿論、だ。他のメンバーは気付かず。どうも照明の真前に置いた楽器レンタル会社のミスのようだった。立てかけてあったキムCのテレキャスターは無事であった...よかったよかった。

終了後、ファンの方々とロビーにて話す。いつも来てくれる人々...またもや釜山から来てくれた人も!!熱いファン達には頭が下がります...

サネ氏とキーボード担当&私のルームメイト、コ・ギョンチョンは別な放送があるために、KMTVに直行、我々は久々の“純粋な日曜日”を前に、浮かれつつ帰宅...寝るぞぉ、と心の雄叫び一発!!



 

ジャドゥのサード・アルバム“3”。ヒット曲“キンパプ”(海苔巻き)は、“幸せの黄色いハンカチ”的ほのぼのフォークなナンバー。

 

 長谷川陽平

 

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