Vol.0040 '03/09/06

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ソバの花畑にて

9月6日

カン・サネ氏のイベントにて、江原道のボンピョンに向かう。

前々日には同じ江原道のウォンジュにて、イム・ジフン氏の番組“以前のように”録画に行ったのだが、そこは全くの都会(...とはいっても、地方都市という感じは否めないが)だったのだが、今回のボンピョンは高速道路を降り、車はさらに山の上を目指して走った。途中に数多くあったレンタル・スキー屋さんからも分かるように、冬はスキー客で賑わう観光地だ。

会場は川の真横で、芝生の上に舞台を設置してあった。空気もいいし、川の水も冷たくてキレイだ。
お祭りで賑わった川沿いの道には、地元の人やソウルから来た人々が溢れている。飴売り等の屋台も...

リハーサルを終え、我々は食事をしに山の中へと歩いていく。舗装はされているのだが、人も少なく歩いていて気持ちがいい。何といってもソウルと温度差があるので、涼しくて湿気も少ない。

少し行くと、両側一面に広がソバの花畑!!!!まさに“花畑”である。それ以外に何にもないのだ。いや、正確に言えば花畑のなかにポツリポツリと民家がある。その民家の中に、我々が目指す食堂があった。

鶏と牛を飼っており、アジュンマ達が庭にあるテーブルで談笑していた。“あのぅ...”というと、“あ、いらっしゃい”と言い、慌てて台所へと入っていった。我々はコンドゥレパブという山菜御飯とソバの実で作った“よせ”を注文、ソバ・トンドン酒(ソバの香りがするどぶろく)で一杯やることに。後ろをみると、一面ソバの花だ。...どこかと似て落ち着く、と感じていたのだが、その“どこか”が分からずにいたのだが...それは“長野”であった。母方の田舎が長野である私は、この気候と感じが長野を思い出させるのであった。食べ物を運んで来るアジュンマ(おばさん)に、“空気もいいし、こんなところに住んでいるなんて羨ましいです”とカン・サネ氏が言うと、すかさず“...あのねぇ、毎日ここにいてみな。退屈だぞぅ..”と返される。ごもっとも、かもしれない。だって何にもないんですから、廻りには。

素朴なコンドゥレパブはめちゃ旨かった!!特製のコチュジャンをビビンバのように混ぜて食すのだが、庭先でとれたゼンマイ等を一緒に混ぜて食べると...ケミカルな感じが一切しない、まさに自然の味、という感じだった。
お店には20代前半頃の娘さん(だと思う)がいたのだが、これまた化粧っ気のない笑顔が素敵な“素朴な美人”であった。皆“カワイイ...”とボソッと呟く。

演奏は終始落ち着いていたのだが、田舎の人々は気さくでノリが良い。最後にはステージの真前に押し寄せ、お酒を片手に踊りまくっていた。前を見て演奏しようものなら、目線があった先からニコニコと笑顔で返ってくるのだからめちゃ恥ずかしい。でも、うれしいよなぁ...終わった後も写真を一緒に撮ろうと駆け寄ってきた。もちろん他の場所でもあることなのだが、何だか大胆にアタックしてくるような気がした。Tシャツの袖をグイグイ引っ張るもんだから...まぁ、そこがカワイくもあるのだから良いのだが。

地方でこんなに楽しかったイベントは久々だった。ユン・ドヒョンバンドの年末にかけて行う全国ツアーにゲスト参加が決まった我々トゥゴウン・カムジャ。またまた地方を廻りつつ色々な事が起きるのが楽しみである...



 

やっとCD化...しみじみと韓国にて聴いております。Neil Youngの“On The Beach”

 

 長谷川陽平

 

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