Vol.0038 '03/08/31

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“8月最後の休暇”at延世大学

8月31日

ズバリ、タイトルそのもののイベントに出演するために、延世大学に向かう。
出演はユンドヒョン・バンド、ジャウリム(紫雨林)、ビッグ・ママ。本公演の前の...言わばオープニング公演をNELL、ピーターパン・コンプレックス、そして我々トゥゴウン・カムジャが行う...といった具合だ。

“サムジ・ロックフェスティバル2001”以来の延大・野外でのライヴとなるが、今回は舞台セットが凝って(!?)いる。
舞台脇両側に椰子の木と滝を造り、ステージ前面にも水がカーテンのように落ちる仕掛けがあったりして正に“8月最後の休暇”といった感じになっていた。

我々のリハーサルの後はNELL(ネル)だった。ステージ脇で挨拶する。“あ、久しぶり...こんにちは”と私が言うと、メンバー達は“あ、こんにちは!!”とシャッキリ挨拶にビックリ!!...何故かと言うと、昔よく一緒に出演する機会があったのだが...その時は挨拶しても“...................どうも....”といった感じの、実に内向的な印象だったのだが、ハキハキした好青年(!?)に成長していた。自信も出てきたのだろう、とにかく良い意味で“変わった”という印象を受けた。
ジャウリムのメンバーにも挨拶する。キムCとジャウリムの男子メンバー達はプレステ2のサッカーゲームの話が尽きない様子。こっちでのサッカーゲーム人気は本当にスゴイ。

我々はピーターパン・コンプレックスの次に出演。4曲を演奏した。せわしなくセッティングを変えたため、何だか音がおかしい。気付いてみると、前のバンドがクランチモード(言わば“半歪みの状態”)のボタンを押して使っていたためだった...2曲終わってから気付いたのだが...やはりヘルパーのギビョンの存在が大きかったんだなぁと実感する。あぁ、ギビョン...早く軍隊から戻ってきてくれぃ!!

我々の次はNELLだ。ステージの横から見ていたのだが、安定した演奏は前よりも実力アップした印象だ。前見た時にも“いいバンドだなぁ”と思ったのだが、さらにタイトになってまとまっている。曲も人を魅せる魅力があり、納得のパフォーマンスであった。

楽屋にもどると、何とまだサッカーゲームの話をしているキムCとジャウリムの男子メンバー群!!ジャウリムの出番が迫っているというのに...

ビッグ・ママの“ショー”のようなパフォーマンスに酔いしれた観客の前に、ジャウリムはステージに登場した。
彼らを見るのは本当に久々であるし、こういう大きいステージで見るのは殆ど初めてである。ちなみに、私が初めてジャウリムを見たのは確か97年だったと思う。弘大前の今はなき“BLUE DEVIL”というライブハウスだった。
勿論ファースト・アルバムを出す前で、お客さんも十数人だったと記憶している。実はその時の演奏を偶然録ったビデオが家にあるはずなのだが、どこに行ってしまったのか...

私は客席から彼らを見たくて、楽屋を出てステージ前に向かった。演奏が始まると、いちだんと大きく沸き起こる声援。キム・ユナ嬢のマイクの音が出ず、一瞬ビックリしたが...なんのその、慌てる様子もないのはさすがの貫禄だ。
...しかし、魅力的なパフォーマンスである...“バンド”として、ハイクラスを常に維持してきたのが頷ける。キム・ユナ嬢のヴォーカルと手をゆらゆら動かすアクションに人々は酔わされる。そして驚くことに、歌詞が本当によく聞こえて来るのだ...これは中々出来ることではない。何を言っているのか、CDを聴いていたって聞き取れないことが多いこの頃だが、ライブでこんなによく聞こえてきたことはそうは無い。ハングルが母国語ではない私が聞いたって分かる程なのだから...

ライヴ中のMCによると...年内にジャウリムが韓国にてライブをやるのは本日が最後だろうとのこと。溜息と“アア...”と言う声が一斉に会場に響いた。アンコールなしで、ジャウリムの4人はステージを後にした。

楽屋に戻り“お疲れ様”と声を掛ける。ベースのキム・ジンマン氏に“今年はずっと日本で?”と聞くと、“うん...まあ、ひと月に一回は必ず戻ってくるけどね”とのこと。大変だけど、本当に頑張って欲しい!!ヒムネヨ、ジャウリム...

時間が遅くなってしまったので、トリのユンドヒョン・バンドの演奏中に延大を後にする。ライブ後に歩いて帰るのも久々...涼しくなってきたので、夜歩くのがキモチいいですな...



 

ジャウリムのセカンド・アルバムです。“こんなトコで寝たら凍っちゃうよ”は初期ビートルズを想わす、個人的に好きな曲です...

 

 長谷川陽平

 

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