韓国プロ野球は、97年を基点にして2種類の時代にわかれる.97年以前(82〜97年)は
`土地産時代',98年以後は`傭兵時代'だ.来年から外国人選手が輸入されるためだ.
97韓国シリーズを控えて、ヘッテコーチングスタッフはこう話した.
"ヘッテがあまりにも頻繁に優勝し、プロ野球発展を阻害しているほどだという言葉も聞こえる.それで、今年は本物の優勝をするべきだ”と.
実のところ、昨年までのプロ野球15年間の半分を超える8回までも優勝したため、このような妬みが出てくるのだ.
しかし、金ウンリョン監督等コーチングスタッフの意志は違う."優勝するべきだ"という理由に説得力がある."今年は私たち,国内選手等の力だけで優勝できる最後の年だ"ということだ.
その通り. ヘッテは20世紀末にスタートした韓国プロ野球の`偉大な誕生'で評価するに値する.20世紀の締めくくりを3年後にして、今年`土地産'の底力でフィナーレを飾った
姿はあっぱれだ.80年代4年連続優勝を含み5回,90年代に入り4回韓国シリーズ覇権を占めた.
特に、戦力の平準化がなされた90年代2年連続優勝は相当な成果だ.
金ウンリョン監督は、83年指令塔に就任,監督初年度優勝をはじめとし、1チームで何と9回の優勝を勝ち取った.
ヘッテのV9はどんな意味をもつか.それは、まず
`金ウンリョン野球'と`監督・金ウンリョン'に対する真摯な研究をプロ野球界に要求する.21世紀プロ野球再跳躍のために`金ウンリョン'は研究プロジェクトに決定だ.
他の意見も多いが、V9は金ウンリョン監督の作品だ.
V9が一人の監督から可能だった背景,例えば、球団の監督に対する全幅の信頼と監督の掌握力,選手の団結力が競技力にどんなに決定的な要素となるかを立証した.
"精神が物質に勝った"という話は、昨年韓国シリーズで現代を破った後、ヘッテフロントがもらした傑作な一言であった.今年、この言葉はよりより一層適合する.
相手が金持ちのLGなのに加え、3万名収容の球場がないという理由でヘッテは1〜2次戦を蚕室球場で行なった.
また、ヘッテのV9は21世紀を控えて、金満球団に覚醒を促す事件だ.
勝負欲と根性が抜け落ちた投資,フロントと監督の見えない神経戦等は戦力不足の要因だ.ヘッテは絶妙の克服対象だ.
後輩作家たちに`私を見習いなさい'ではなく、"私を踏んでのぼれ”と言った、ある中国作家の話は、今回のV9を通じ、ヘッテが他のチームに投げかけた`格言'とも言えるだろう.
金テチュン
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