97年10月12日 SPORTS SEOUL

SS 取材席-ワールドカップに動揺させられたプロバスケット

KBL(韓国バスケットボール連盟)がプロバスケット開幕日を11月9日から一日操り上げた事を告知し、バスケットボール人に憂慮が起きている.KBLの開幕初戦だったこの日、ワールドカップサッカー予選 韓国-UAE戦が重なるのにともなう苦肉の策であると理解する.

ところが、よりによって、遅らせずに繰り上げたというのが問題だ.. 先月からワールドカップは国民的関心事として浮び上がった状態だ. この日、ワールドカップ予選があろうがなかろうが、その他の種目はワールドカップ熱気の影響を受けざるをえない.さらに8日には日本-カザフスタン戦が行われて、ワールドカップ本戦行きチケット争い終盤の熱気が絶頂に達すると展望されている.

永らく心血を傾けて準備してきた祭りが見劣りするようになることを願う人は誰もいないだろう. 津波のようなワールドカップの荒波を一旦避けて、プロバスケットブームを段階的に造成しようとするなら、日程を2〜3日遅らせるのが望ましい.

もちろん、各地方球場の開幕戦をはじめ、日程を調整しなければならない困難があることは事実だ. しかし、プロバスケットブームを初期に造成,成功裏祭りに運ぶという判断が何より先行されるべきだ.むずかしいが、開幕日を11日に設定する場合、ただ2試合だけを後日に編成すればいいのだ.

KBLは元年リーグだった昨シーズンを他山の石にみなさなければならない.正規リーグはマスコミから期待以上の待遇を受けたが、まさに `真剣勝負'を繰広げたプレーオフの野球,サッカーの開幕と重なり合い、ファンの足が全く落ちる等`冷や飯身分'になったではないか.



体育2部 チョ・ヒョンジョン