97年9月23日 SPORTS SEOUL

日本キラー ユ・サンチョル"韓・日戦だけは力が湧いてくる"

日本に三浦がいるならば,韓国には ユ・サンチョルがいる.
ユ・サンチョル(26 蔚山現代)が日本と宿命の対決を控えて、`日本キラー'としての自尊心をかけて必勝の炎を燃やしている.

三浦が93ワールドカップ最終予選,94アジア競技大会8強戦,97韓日親善競技で、韓国を打ち砕く3連続ゴールをさく烈させたが、彼はゴールハンティングが任務の攻撃手. だが、ユ・サンチョルは八方美人(オールラウンド)の技量を生かして奇襲砲を さく烈させて、常に日本の守備陣を唖然とさせることでも、三浦より天敵としての威容がより引き立って見える.

ユ・サンチョルは94年10月11日広島アジア競技大会8強戦で前半30分、三浦が先制ゴールを入れると、後半6分、奇襲的に攻撃に加担し、同点ゴールを命中,3-2勝の踏み台を用意した. スイーパーが守備陣を指揮する相手守備陣のスキ間を奇襲的に攻略し威力を轟かせた.

さる5月21日、東京で行われた韓日親善試合では、競技終了直前三浦に同点ゴールを許して1-1で引分けたが、後半11分 コ・ジョンスのコーナーキックを受けて、ヘディングシュートで先制ゴールを炸裂させた.この時のポジションも、左ウィングバックで、セットプレー状況から攻撃に奇襲的に加担,飛び抜けた位置選定とゴール感覚で均衡を破った.

95年2月香港ダイナースティーカップ時 `ワイルドカード'でオリンピックチームの一員として日本代表チームと二度激突,ストッパーと中央守備型MFを引き受けたこともあって、94年国家代表に抜てきされた年輪に比べて、日本戦には比較的経験が多いのも強力な点だ.

キョンシン高校時代はストライカーで, 建国大在学時は守備型MFウィングバック ストッパーをあまねく引き受けて、94年プロ舞台に飛び込むと、攻撃型MF スイーパー などを経て、オールラウンドプレーヤーとして真価を発揮したユ・サンチョル. "プレーがヨーロッパスタイルだからドイツ・ブンデスリーグに進出する程の"逸材だと高く評価するチャ・ボムグン監督は`彼の知能的な攻撃パスと執ような守備力を生かし、今回の日本戦では中央守備型MFに布陣して攻守を調律する計画だ.

ユ・サンチョルは "日本と対戦すると、なぜか力が湧き出て来る. 攻勢ではなくても、熱心に駆ければ、また幸運のゴールがさく烈すると信じる”と戦意を燃やす.左膝靭帯負傷で、さる12日一歩遅れてウズベキスタン戦に出場したが、チェ・ヨンス、イ・サンヨンがゴールを爆発する導火線として、各々鋭利なセンタリングとオーバーヘッドパスを連結,絶頂の感覚を回復した.

Aマッチ31ゲーム出場で6ゴール.今年チャ監督赴任以後には、13ゲームに出て、4ゴール2アシストをした.


キム・ハンソク