ヘッテはクァンヤン製鉄に、サンバンウルは水原に本拠地を移してSKグループに繰り入れられる展望.
プロ野球界に精通している、ある政界消息筋は“湖南の二球団に関する処理方針は既に決まった状態”だと24日夜伝えた.彼は、来る27日、鄭デチョル新韓国野球委員会(KBO)総裁の就任以後、政策次元で、某グループが深刻な経営難に追い込まれた二球団を、クァンヤン製鉄とSKグループに引受ることにするという方針が確定したと明らかにした.
この計画によれば、クァンヤン製鉄はヘッテを引き受けて、全羅南北道をフランチャイズとして名実共に湖南球団に拡大再生して,SKグループは全州から水原で本拠地を移すという前提でサンバンウルを引き受けて、首都圏チームに変身する.
ヘッテ総合調整室の一関係者は、“タイガーズの主人が変わることが確実視される”としながら、“外国企業でも国内企業でも、プロ野球の生きた歴史であるヘッテの名前くらいは遺せれば良い”と話した.実際に、湖南縁故のクァンヤン製鉄は、チーム名‘ヘッテ’を維持する可能性が大きいことを明らかにした.反面、サンバンウルの場合には、縁故地
全州を離れることが前提条件であるから、SK球団に名前を変えることが明らかだ.
このような決定過程には、来る28日、朝興銀行等 ヘッテグループの31債権金融団預信担当役員会議の結果が重要な役割となる.
ヘッテグループの運命は、この会議の議決によって
▲グループの解体か?,▲ヘッテ製菓の部分的蘇生か?で最終決定されるためだ.
速断は禁物だが、この日、債権団側は‘飲料と流通を海外に売却するものの、製菓に貸した借金分は資本に転換し、不良債権の被害額を減らそう’という方向で意見を集約するはずだとの観測が支配的だ.
こうなれば、タイガーズは製菓と共に、空中分解の危機を避けられることになる.製菓がタイガーズの株式を100%保有しているためだ.この場合、製菓は一定期間の管理を経て、飲料,流通と同じく売却されることが確定的だ.多国籍企業‘ネスレ’が安値ではあるものの提示して、製菓引受によだれを流している.
朴コンベ・グループ会長もネスレと積極的に接触していると明らかにしている.ヘッテが国内最初の海外資本によるプロ野球団になる可能性も排除できないという話だ.
しかし、前述の消息筋はタイガーズは、その象徴性と国民感情のため、製菓と分離し、国内企業に売却することが基本方針だと伝えた.
このような脈絡から、27日就任する鄭デチョル総裁の‘政治力’が大変重要な役割をになう展望だ.
<金テチュン記者 ludens@seoul.co.kr>
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