豪快な打撃と敏捷な守備を共に揃えることは果して難しいだろうか.
ハンファのマイク･ブッシュとOBのタイロン･ウッズ,そして現代のスコット･クルバー.パワーあふれるバッティングで、今シーズンのプロ野球地図に一大旋風を巻き起こすと予想される巨砲たちだ.しかし、守備能力に関しては首をかしげざるをえない.コーチングスタッフの立場から見て、打撃は信じるに足るが、守備は到底信頼できないのだ.

デモゲームとスーパートーナメント大会を通じて、彼らは守備で少なくはない問題点を表出した.最高の巨砲だという評価を受けるブッシュは膝の負傷の後遺症を心配するハンファが指名打者で出場できるデモゲーム・OB戦に初めて3塁手で送りだしたが、失策と粗雑な守備を連発した.当初、イ・ミンホやホン・ウォンギより守備能力がよいと判断したコーチングスタッフは、このために悩みが少なくない.

クールバも、さる2日、サンバンウルとのトーナメント大会1回戦で1塁手で出たが、落第点を受けた.たとえ、記録上での失策はなかったとしても、十分に捕らえられる送球を相次いで後逸した.1塁手の捕球が安定しないため、他の内野手は送球に負担を感じざるを得ない.元来3塁手のクールバは守備の負担を減らすための配慮を受けながら1塁手として出場している.

外野手と1塁手を兼ねているが、やはり守備負担のために1塁補助を受けた
ウッズも、クールバに似たケースだ.6日、ヘッテとのトーナメント大会決勝で、クールバと同じく捕球能力に問題点をあらわした.グラウンドにまだまともに適応していないことは共通だ.打撃は保証できるが、守備は粗雑な巨砲傭兵のために、該当チームは悩みが多い.



ヤン・ソンドン