
‘韓国の辛いコチュジャン味を日本で見せよう.’韓国人トリオでかたまった中日球団だ.たてがみ頭を翻して李サンフンが先発で優位に立って、仕上げは宣銅烈が預かる.そして、李ジョンボムがグラウンドを縦横無盡に縫う.中日の指令塔
星野監督が描く理想的な勝利パターンだ.
今シーズンのために中日が三選手に投資したお金は、何と11億6千万円(約
120億ウォン)を超える.優勝のために惜しまぬ投資で、韓国の卓越選手たちを皆かき集めた.皆、韓国シリーズで優勝経験をもつ選手たちだ.
宣銅烈 李ジョンボムに続き、第3の韓国人選手 李サンフンが20日、ついに名古屋に入城した.沈黙を守っていた星野監督が、口を開いた.
“何を置いても体調が気になる.2軍戦に登板し、実力を見せて欲しい”と、短いけれど李サンフンの今後の動きを示した.だが“2軍にいるというだけでも、戦力に大きな助けになる”という言葉も忘れなかった.
一寸前がわからないのが人の仕事だから、宣銅烈や誰かが故障でもすれば、李サンフンの存在がより一層重く見えるためだ.
李サンフンの到着に合せて、東京でヤクルト戦を準備している宣銅烈は“
李サンフンは軌跡が大きいカーブとチェンジアップ等、私より球威がある.一歩遅れて合流したが、10勝も可能だ”と李サンフンが明確に中日のマウンドを高めると応援した.
星野監督は、先発陣が脆弱なチーム事情のため、早ければ5月中旬にも李サンフンを1軍に引き上げて中継ぎで活躍させる考えも明らかにしていて、球団では先発投手で予定し作成したインセンティブ内容を、中継ぎの時に対応して再作成中であることを公にした.
現在、中日先発陣は人員をどうにか満たしたが、他のチームに比べて非常に弱い.それでも、20日現在
8勝6敗で読売と同率2位を走っている. 6月初めから韓国人トリオが本格稼動になれば、さる88年以後初めてリーグ優勝の感激を享受することができると中日はおおいに期待している.
名古屋=カン・シンムン
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