98年4月2日
SPORTS SEOUL
ワールドカップ 消息 |
○…さる 1日 蚕室主競技場で行われた韓日戦は、TV3社(KBS MBC SBS)の総合視聴率が74%だと暫定集計された.視聴率調査機関のメディアサービスコリア(MSK)は 、2日“今回の韓日戦の視聴率は歴代スポーツ中継で最高視聴率であると明らかにした. ○…ワールドカップ代表選手中で第8回アシアンカップ、ウィナースカップ(10〜12日 サウジ リャド)に出場する水原三星の朴ゴンハ、高ジョンス、李ギヒョンは所属チームから,洪ミョンボ(ベルマーレ平塚) 金ドフン(ビッセル神戸) 河ソクジュ(セレッソ大阪) のJリーグ3銃士は2日出国した. ○…日本が韓国に 2―1で敗れたことに対する日本メディアの反応は、先月ダイナスティーカップで中国に2―0で敗れたのに続き、宿敵韓国にも 2―1で敗北,同じアジア圏チームに2連敗をして、沈鬱な記事で一貫.特に、フランスワールドカップを2ケ月先に控えている時点で2連敗をして、残った期間で速い攻撃に対する対策を講ずるべきだと指摘. ○…日本メディアの最大関心は断然天才ミッドフィルダー 中田.日本のマスコミは、1日の韓日戦で雨が降り、グラウンド事情がよくない 中でも中田の鋭いパスは相変らず威力を発揮したとし、日本サッカーの看板スターだと評価.日本記者たちは中田が競技場を出るときに耳にしていたヘッドホンを過激なファンに奪われたことまで扱う等、特有の密着取材で関心を反映. [名古屋=カン・シンムン特派員] |
がらりと変わった代表チーム…洪ミョンボがいた |
洪ミョンボもワールドカップ代表チームも変わった. 洪ミョンボ(29 ベルマーレ平塚)がリベロとして新しい役割を受け持って、守備はもちろん攻撃にも活気を吹き込んだ.これ以上最終守備ラインにあまんじるスイーパーでなく、守備だけでなく果敢に攻撃も支援するためにストッパーライン前に前進配置となった. ![]() 1日 蚕室で行われた日本とのゲームで洪ミョンボは新しい姿を遺憾なく見せた.ダブルストッパー前に布陣し、中央守備を助けながら、相手のスキ間を見回し、積極的に攻撃を支援,2―1勝利を 後押しした.相手の中央攻撃を知能的に遮断すると同時に、正確な判断でキリのように鋭い前進パスを出して、活発に攻撃の核を捜し出した.事実上プレーメーカーの役割までをずば抜けて繰広げた. これは、車範根監督の注文が変わったためだ.これまで、守備安定を成し遂げた後に力攻を繰広げるチームカラーを重視していたが、スイーパー洪ミョンボはダブルストッパーの後ろにいて最終守備手の役割しか出来なかった.だが、車監督は“常時守備だけをしていることはない”と、洪ミョンボの卓越したゲーム感覚を生かす方向で変化を求めると、その役割はリベロであった. 車監督はドイツのリベロ ジャモーと同じ役割を代表チームで初めて任せたのである. 昨年 1月、代表チームがスタートし、車監督が洪ミョンボにした約束通り. 96イングランドヨーロッパ選手権を現場で観戦しながら、ドイツ スイーパー のジャモーがダブルストッパーの前に布陣し、攻守ラインを適切に調律するプレーメーカーの役割まで繰広げたことに大きく印象を受けた車監督は洪ミョンボに“いつかは必ずジャモーと同じ位置の役割を任せる”とした. 車監督は“このようにスイーパーを前進配置させることは、ミッドフィールド陣で尹ジョンハンのように技術の良い選手の守備負担を減らすことができて、中間陣営が一層強化される効果がある”とし、“ヨーロッパ転地訓練でも、洪ミョンボでなくてもジャン・デイル ユ・サンチョル等にこのような 役割を任せてみようかと話した. 洪ミョンボは“日本の所属チームでは既に中央守備ライン前に‘ボランチ’という名(ブラジル語)でミッドフィールド陣に布陣し、攻守の連結の輪の役割を受け持っている”と、来る 5月中旬に代表チームに最終合流するにあたってはリベロとしてより一層水準高い技量を繰広げることを確かめ合った. 金ハンソク |