97年7月9日SPORTS SEOUL

KBL 米傭兵 32名 1次選抜



【フィラデルフィア(米 Pennsylvania)=ノ・チャンヒョン特派員】`最後の生存者を選り分けろ.'97〜98プロバスケットの傭兵トライアウトの1次関門を通過した32名の優秀傭兵が9日(以下、韓国時間)確定した.10球団の監督・コーチらで構成された選抜団は、この日2次訓練を終えて、190.5cm(6フィート3インチ)以下のガード要員と、203.2cm(6フィート8インチ)のセンター要員を、各16名ずつ選抜した.

KBL選抜団は、10日、最終評価を行ってドラフト(20名)を実施する.
ガード要員では、ドラクセル大学の看板スター、ジェフ・マイヤースをはじめ,アドニス・ジョーダン(カンザス大学)、ミンゴ・ジョンソン(メンフィス大学)バーナード・ブレンド(セントジョセフ大学)ビリー・マッカーフリー(バンドビルト大学)等、華麗な技量を誇る選手が含まれ、センター要員では、スカウトの最も大きい関心を集めたジェイ・ウェブ(アイオワ大学)とチャールズ・メイコン(中部ミシガン大)、ブライアン・ブルソ(サンディアゴ大学)、キャノン・ジョーダン(ボストン大学)、エリック・エバーズ(ヴィラノバ大学)が含まれた.

優秀選手が多く、熾烈な競争が行われているガード要員中、NCAAの特級スター,ドミニーク・ヤング(174cm)は、負傷を理由に中途で放棄,悔いを残した. 反面、前日までジェイ・ウェブの独壇場だと予想されていたセンター要員は、この日、HPU(ハワイパシフィック大学)の大黒柱で、NBAドラフト候補にまで上がったジョン・ストロックランドをはじめ,ヨーロッパを舞台に活躍したエド・ケースとアレックス・ストゥム等のビッグセンターが合流,熾烈な1位指名を繰り広げた.

特に、白人センターのアレックス・ストゥムは、ニュージャージー大学を92年に卒業して、フランスのプロクラブで3年間活躍したベテランで、非常な関心を集めた. やはり、ヨーロッパ圏のリーグで活躍したエディ・ケースは201cmに110kgの体躯から噴出するパワーあふれるプレーで好感を買った.

今回のKBLのトライアウト現場を取材したABC放送のフィル・アンドリュース記者は "韓国はアジアの伝統的なバスケットボール強国だと聞いている. ジェフ・マイヤースやジェイ・ウェブ等の優秀選手の招聘で両国間の活発な交流が、もちろん韓国バスケットボールを一層発展させることを期待する"と話した.