
中日の守護神、宣銅烈の97年日本プロ野球オールスター戦(23日大阪・24日東京)出場が事実上確定した.
この事実は、監督推薦による宣銅烈のオールスター選抜の鍵を握っている
読売の長嶋監督が日本記者の前で宣銅烈の出場を明らかにした.
昨年、セントラルリーグ優勝で、今回のオールスター戦セントラルリーグ監督として出場する長嶋監督は、さる8日、札幌で中日とゲームを行った後、読売球団
担当の記者等と会食を持った席で日本記者等の質問に出場を確言した.
長嶋監督は"(宣銅烈の
オールスター戦出場に対して)当然だ.それ位の成績なら、現在セントラルリーグナンバーワンでないか"とし、賞賛して、この日の会食席では、特に、"宣銅烈が出場しなければ、オールスター戦にならない"という言葉まで出てくる程だったことが伝えられている.
日本のオールスター戦規定によれば、外国人選手中で投手と打者、各1名ずつリーグ別に監督が推薦し、選抜できる.
今シーズン投手部門候補には、宣銅烈の他に、読売のガルベス,ヤクルトのブロスなどがある.
宣銅烈は、10日現在25ゲームの抑えに登板し、1救援勝ち、22セーブで救援部門トップの座を一度も奪われないでいる.
特に、今シーズンは1敗もないという点と0点台の防禦率(0.80)に対して、こちらの野球関係者らは驚異の視線で眺めていて、"昨年の不振があたかもうそみたいだ”と皆が話している.
昨年、最多勝投手であるガルベスは、10日現在、5勝8敗防禦率3.74と振るわず、一方ブロスは7勝4敗でヤクルトの先頭疾走に相当な貢献をしている.しかし、長嶋監督が取材記者の前で宣銅烈を推薦すると明らかにしたため、二人とも宣銅烈のライバルになることは難しいと見られる.
一方、ファン投票中間集計の最終発表では、さる7日現在、投手部門で読売桑田が12万8千余票でトップを維持したし、阪神の薮が12万余票,ヤクルトの救援専門の伊藤が8万9千余票,横浜の佐々木が8万2千余票で、その後を追って宣銅烈が7万4千余票で5位にランクされ、投票による選抜はむずかしい.
ファン投票最終結果発表は、来る14日にあって、15日に監督推薦を含んだ出場選手全員を発表する.
名古屋=カン・シンムン特派員
|