97年5月13日(火)SPORTS SEOUL

"名古屋の太陽" ソン・ドンヨル 今年 初めて 公式インタビュー

ソン・ドンヨル 中日 優勝 "私だけ 信じろ"

○…"名古屋の太陽" ソン・ドンヨル 今年 初めて 公式インタビュー

宣銅烈が 今年 初めて 公式 インタビューを 始めた.
5セーブを 上げて 甲子園から 帰ってきて 名古屋球場で 練習した 4月17日 現地の TV 新聞 などから 殺到する インタビュー 申請を "まだ 時期尚早だ. 確信が できた時まで 待ってくれ"という 理由で インタビューを 辞退していた ソン・ドンヨルだったが 10セーブを上げた 10日 インタビュー 要請を 受け入れると 公式宣言した 以後 初めて 中日スポーツを 通じ マスコミと 公式的な 接触を した.

13日付 1面に 紹介された ソン・ドンヨルの インタビュー 内容は "昨年とは違い 今は 打席に立っている 打者の 顔の表情を 読むことができる 程度に 安定していて 待っているであろう まん中でも ストライクを とりたいので 誘い球を 投げるようになった”と 自信を 表現している.

また "直球は 満足で あるが 主にスライダーにまだ 不満だ. 空振りを誘導しようと 投げると そのまま ストライクになっている"と 昨年とは天地差の 悩みを している.

今シーズン 再起に 対しては "やはり キャンプ 時から 熱心に 訓練してきた ことが 奏效した"としながら 4月10日 東京読売戦で 2点差 リ―ド 時 フォアボール,ヒット,犠牲フライで 初めて 失点した時 昨年の 仕事が 頭に 浮き上がり 不安になったが 以後 連続 三振を つかみ取りながら できるという 自信が 生まれた"と話した.

最後に "いつか 救援 失敗をするだろう. その 以後 どのように また やっていこうかと 考えている"と 余裕満々な 姿を 見せた.






富山=カン・シンムン

ソン・ドンヨル 中日 優勝 "私だけ 信じろ"


中日が 守護神 ソン・ドンヨルを 全面に出して 首位奪還にたつ.
中日は 12日 現在 セントラルリーグ の首位 ヤクルトとは 3ゲーム差, 2位 広島とは 1ゲーム差で 3位.

しかし エース 今中と 野口 等 投手陣 負傷と ドーム球場 適応 不足で 崩れかけた形勢は 徐々に 変わりつつある.その間 チーム内 投打 不調和の中でも ソン・ドンヨル だけは 1回も 毛先ほども負傷にあわなかったし リーグ内で 唯一 不敗の 神話を 継続しているためだ.

崩れない ソン・ドンヨルが 後ろに 手堅く控えているので 先発陣も 今は "5〜6イニングだけ 全力投球すればよい"という 考えを 持つように なって 遠藤,中山 などの 中間継投陣も 自分 の活躍の場を求め 全体的な 雰囲気が ついに 安定勢力に 入ったのも 首位 奪還の 起爆剤だ.

1点だけ リ―ドし 7, 8回まで 引っ張っていけば 勝つという 確信が 星野監督を はじめとする首脳陣と 同僚らに 深く 浸透するほど ソン・ドンヨルが 中日で 占める比重は 絶対的だ.

週始め カードは 富山,金沢で ヤクルトとの 3連戦.4月初め 開幕 その後 名古屋ドーム戦で 3連敗したが 5月初めには 敵地 神宮球場で 2勝1敗,互角三を見せて 今は 反撃を 敢行できる 程度に 打線に 力が ついている.

東京に 進撃しては 読売 巨人軍と 正面対決する. 既に ソン・ドンヨルが 二度のセーブを 上げた チームなのに加え 最高 エース 斎藤の 途中降板,ガルベスの不振,ヒルマンの 復帰 延期 等で 揺れていて 最下位に 落ちた 状態と 重なるので絶好の チャンスでもある.

反面 中日は 不振を 免れなかった大豊が 11日 広島を 相手に 劇的な 逆転ホームランを 名古屋で 初めて 飛ばし、 昨年 ホームラン王 山崎が スランプから脱し タイムリーヒットを 放ち 立浪 やパウエル-ゴメスに つながる 上位打線と 良い 調和をなしている.

敗戦 なしで 11セーブに 8連続 セーブという 快調な スタートを 切った シーズン序盤 相変らず 上昇の勢いの 調子を 維持している ソン・ドンヨルは "ぼくの セーブ 行進も良いけれど 結局は チーム 優勝のためなのだ.必ず チーム 優勝に 寄与する 選手になることができるように 全選手と 共に 最善を尽くすこと"を 何度も確かめ合っている.






富山=カン・シンムン