97年5月10日(土)SPORTS SEOUL

パク・チャンホ,"パワーカーブ 生かせ"…今日 V3出撃

3連勝の 鍵は 変化球にある.

パク・チャンホは 11日 11時5分(以下 韓国時間)ドジャースタジアムでのモントリオール エクスポス戦で、カーブ 等 変化球を 積極的に 活用する 態勢だ.

彼は さる 8日 ブルペンで行った演習ピッチングで64個の投球をしたなかで 直球(27ケ)より カーブ(30ケ)を より たくさん 投げた.5月に入り 猛打を繰り出しているモントリオールのバッターが 変化球に 弱点を 持っているうえに さる 5日シカゴ カープ戦で現出したカーブの 落差の不満のためだ.ドジャースの デイブ・ ウォリス投手コーチも 彼の カーブ 訓練を注視しながら "直球を 投げる時の 投球姿勢が カーブを 投げる時と違わないように 神経を使え"という 注文もした.パク・チャンホのカーブはまともに投げれば最高 時速 130kmまで 出てくるスピードと落差の大きさでパワーを感じるようになる.しかし 今シーズン、彼は 自身の カーブパワーが落ちていることを自覚、モントリオール戦に対応するため,指先の感覚をまとめてみたのである.

パク・チャンホは いままで先発4ゲームで49球のカーブを投げた.1イニングで2球の割である。打者1名 につき2球,1イニングに 少なくとも 5〜7球 程度を 配合したかったのだが、捕手 マイク・ピアザが直球を主に 要求したためにカーブの 駆使頻度が少なく敗れた.

パク・チャンホのカーブは 剛速球に神経を立てている 相手打者のタイミングを揺さぶる.カーブの制球力も70%程度のストライク率を見せている程に飛び抜けている.5月に入り 3割代を超えるチーム打率で鋭い火力を見せているモントリオールの打者の中には、速い直球よりカーブや チェンジアップに弱い打者が多い.特にパク・チャンホから2塁打を奪った 4番左打者ヘンリー ロドリゲスは 低い 直球を非常によく打つのだが、スピードを殺したチェンジアップでもカーブを配合すれば空振りをよくすることで有名だ.連勝街道の境になる 11日の試合からパク・チャンホのカーブが どのように 駆使されるのだろうか.

ロスアンゼルス=ファン・ドクジュン特派員