最近、大学街では‘モデル’旋風が吹いている.大学ごとに在学生の中から特定モデルを選定,
学校イメージを知らせることに熱を上げているのだ.
何故 突然に?
学校関係者は、広報戦略の次元でそのような‘行事’を繰り広げるらしい.特に、入学シーズンの頃にはこのような行事が多い.大学ごとにモデルを前面に押し出して、“私たちの学校にきてください”と大騒ぎだ.優秀な人材を‘ひきつける’ための戦略である.
いわゆる UI(University Identity 学校正体と実体性)統合作業.最近、企業の間で流行のように広がっている‘CI(Corporate
Identity 企業正体と実体性)文化と似ている.各大学の広報室長は、学校イメージを最もよく反映できる人は、まさにその学校で生活してきた学生達だと、在学生中からモデルを選定していると一様に話す.
トクソン女子大は‘トクソンには女子がいない’という異色的なコピーを使用,学校広報している.モデルは、この大学の在学生モデル
宋リュジンさん(自然科学部 97学番)とチュ・ヘナさん(心理学科 96学番)だ.この二人を通じて、学校のイメージ‘美しい若さ’を広報している.
人格教育を学風に掲げているソウル女子大は‘有難う.365日’というコピーとともに、慎ましやかな容貌の安ソヒョンさん(仏語仏文学科
97学番)をモデルに選定した.
淑明女子大は、最近、李ヨンミ(自然科学 2学部 98学番),李ナレ(仏語仏文
97学番),イ・キョンミ(中国語中文学科 96学番)等、3名の在学生モデルを選抜した.昨年に続き‘女性リーダー養成大学’というイメージを固めるのに力を注いでいる.
トンドク女子大もこれに押されて‘Dreams Come True’コピーと共に、この大学在学生のタレントミョン・セビン(衣装学科
3学年)を前面に押し出して学校を知らせるのに熱を上げている.
スンシル大は‘情報化’のイメージを追求する.これに似合うように情報課学科の学生5人を選抜,
新聞8段カラー広告で学校広報をしている.
モデルを選抜する方法もいろいろだ.トンドク女子大は3年前から在学生モデルを広報コンパニオンで活用している.事実上、最初に在学生モデルを使った学校だ.だが、よく知られていない学生達であったため、外部認知度が落ちたと広報室測は説明した.それで、今年は昨年に続いて、よく知られているタレント
ミョン・セビンさんを抜てきしたという.また、必要とする度に学生モデルを渉外することが同徳女子大の原則だ.
この学校の広報室のポク・ジェヒョン氏は、“広報室で可愛い学生達の名簿を作っておいて、渉外する”としながら、“モデルをしたくてわざわざ尋ねてくる学生も多い”と耳打ちした.
ソウル女子大は‘明るくて健康なイメージの学生’を選抜する.学期中に広報担当者や学校内教職員が、学生達がよく集まるカフェで学生達を発掘し、候補を定める.候補たちは‘厳格な’カメラテストを受ける.視覚的に最もつりあった学生達を選んでいると広報室関係者は話す.
トクソン女子大も広報室で主管しているのに、Road Pick up方式を選んでいる.
すなわち路上で偶然に選抜する方式だ.今年はこういう方法で10名の候補を選りすぐり、この中からいわゆる‘写真写り’の最も良い2人を選択した.学校の学風ともよくなじむ学生達だというのはもちろんだ.トクソン女子大には、また、これら‘看板級’モデル以外にも‘輝かせ隊’がある.在学生で構成された、この
‘輝かせ隊’は、1年に一度選抜されて、学校を輝かせる仕事に投入される.
昨年、在学生モデルで人気を呼んだ大学は淑明女子大.だからというのか、今年は思い切って‘昨年は可愛かった’というテーマで在学生広告モデル選抜行事を持った.さる9月末、108名の受験者中から、1次
書類・写真審査を通じて17人を選抜した.
また、2次カメラテストで5人を, そして、3次スタジオ撮影で最終3名を選抜した.
スンシル大は‘情報化’というイメージを知らせるために、情報課学科240名中から選んだ.新鮮で学生らしいイメージの5人が審査を経て選定された.
これら在学生モデルたちは一様に、学校を広報できるために“ものすごく楽しい”と話す.トクソン女子大の宋リュジンさんは“その前には、学校に対して別に興味がなかったのに、モデルをするようになって、学校に対する愛着を持つようになりました”とにこにこだ.
しかし、在学生モデル活動はやさしいことだけではない.撮影時の苦痛もそうだが、授業時間,
あるいは試験期間にも学校行事に参加しなければならない.学校を代表する‘公人’であるためだ.
トクソン女子大と淑明女子大のモデルたちは、さる4日から8日まで、ソウル
汝矣島で開かれた大学博覧会場で少なくない苦労をしなければならなかった.この期間、毎日午前10時から午後5時まで、新入生を相手に相談活動を繰広げた.別途の報酬はない.ただ、ボールペンなどのちいさな学校の記念品だけだ.それでも不平を一言ももらさずに、立派にやり終えた.
スンシル大
コ・スンウォン広報主任は“学生達自らが大学が危機だと感じているために、学校を輝かせる仕事に自発的に進出している”と説明した.
外部に知られた在学生モデルたちが体験する哀歓もなくはない.広告を見た人々から‘一度会ってくれ’という手紙をもらうかと思えば、芸能界出演依頼まで入ることもある.かと言って、勝手に芸能界に進出できるのではない.彼女たちは、卒業までは広報室所属で、放送出演等の外部活動に厳格な制約を受ける.
実際に、去年淑明女大在学生の広告モデルだった金ヘヨンさん(24)は、在学中に芸能界出演依頼を受けたが、すべて拒んだ.卒業後に音楽専門ケーブルTV
M・netの ‘ビデオジョッキー(VJ)’で活動できた.
モデルに選ばれた以上、責任感も重大だ.学校をどのようにすればよく知らせることができるかというアイディアも自ら開発しなければならない.
大学UI作業の尖兵の彼女たちは‘競争力ある誇りで生き残る’という精神力で武装することはもちろんだ.彼女たちは、今後どのように学校イメージをよく作っていくかに対する悩みで‘もう一つの学窓期’を送っている.
李ジンア 記者[jlee@daehanmaeil.com]
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