2000年8月NEWS PEOPLE 432号

[社会] 史上始めてソウルの土 '延着' 北朝鮮 高麗航空



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北朝鮮国籍の高麗航空が新たに注目を集めている. 8・15離散家族 ソウル・平壌訪問と 関連, 史上初めて高麗航空がソウルの土に着陸した.これは、分断以後一つの‘事件’として記録される.

特に、さる6月15日、南北首脳会談時に大韓航空とアシアナ航空旅客機がソウル〜平壌の空を初めて行き来したことと関連付けながら、今回の高麗航空のソウルの土‘延着’は、南北直航路開設の青信号になることだと関係当局は説明している.

当局の一関係者は、“高麗航空のソウル着陸は、南北分断以後初めての事だという記録的な側面もあるけれど、最近の南北和解ムードをはじめ,米・日修交問題と関連、西方世界に伸びていく重要な契機として作用するものと見られる”と展望した.

高麗航空は北朝鮮国籍の唯一の国際路線を持った航空会社で、最近、路線増便をもくろんでいて、これまでの沈滞をはねのけて、再起の翼を広げようとしていることが伝えられている. 現在、国内線1路線と国際線5路線を合わせ、計6路線の定期路線とその他の不定期路線があって、最近になってからは、香港と日本等に新規路線を開設しながら国際舞台に跳躍の翼を広げようとしている.

高麗航空の国際路線は、△平壌〜モスクワ〜ソフィア △平壌〜北京 △平壌〜ハバロフスク △平壌〜バンコク △平壌〜宣揚 などを持っている. 国内線は、スンアン〜ソンドク〜チョンジン路線が唯一で、スンアンを中心に、ヘサン, ゲチョン, サムジヨン, オラン等には、小型航空機とヘリコプターが必要によって時々通う程度だ.

国内線とは違い、高麗航空の国際線は最近忙しく動いている. 以前、北朝鮮に行ってきた企業人たちは、毎週火曜日と土曜日に一日1回ずつ往復運航していた高麗航空が、さる4日から大きく増えたと伝えている. 高麗航空の増便は、南北首脳会談期間を前後し、北朝鮮訪問が保留されていた韓国企業人と外国人が、南北会談直後から大挙北朝鮮を訪問し始めて下された措置だと見られる.

最近、北朝鮮を往来した、ある朝鮮族企業人は“北京発高麗航空の増便は非常に稀なこと”とし、“何と、特別機まで投入される程”と話した. 北朝鮮に投資している国内企業人は“南北首脳会談が終わった2週間は、中国北京と接近地域から北朝鮮訪問希望者が大きく膨らんだ”と話した. 統一部によれば、8月中に北朝鮮訪問希望企業人だけでも100余名に達している.

高麗航空はさる92年、金正日党書記国防委員長の指示によって、朝鮮航空から名称を変えた.
現在、北朝鮮の航空会社は、国営高麗航空と、1991年に在米僑胞が外国人観光客誘致目的で設立した‘金剛山航空’(航空機 1台保有)があるが、金剛山航空は特別な場合に限り不定期的に運航されている. 高麗航空は、ソ連で製作されたIL96機(搭乗人員 375人) 2機とTU204機(搭乗人員 214人) 3機、そして、小中型機の1L18機10余機等、計21機の航空機を保有している.

高麗航空の飛行機は、赤い星のマークと鶴を描いていて、この象徴に対して、ある北朝鮮脱出亡命者は、“金正日党書記委員長の暖かい懐を形状化した赤い色で囲む中に、喜びと幸福の象徴である翼を広げて飛んで行く鶴の姿(韓半島の象徴)が、青い色で描かれている”と説明する.

最近、高麗航空を利用した、ある国内企業人は、“5〜6名の女性乗務員と客室長
格の1名の男性乗務員が搭乗していて、国内の航空会社乗務員よりは多少親切さが落ちるけれど、微笑を浮かべる姿が印象的だった”としながら、“椅子は折畳式の形態で、機内式は洋食と韓食を混合した形態で、食べるのに多少無理があった”と話した.

一方、北朝鮮の唯一の国際空港である平壌から22qにスンアン空港があり、ジェット機離着陸が可能だ.スンアン空港は、金浦空港のように国内航空路線の中心で、高速道路(平壌〜スンアン)と京義線で平壌と連結している.

[キム・ムン記者]


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