−鍾路区モクサンビルディング7・9階、塗りめ消えて壁亀裂…職員が‘異常’申告−

ソウル都心の12階建て大型ビルディングで、壁面が割れて塗りめが消える等、崩壊徴候を見せ、入居企業等が宿替えするなど、入居者が待避する騒動を繰り広げた.
13日午前、ソウル鍾路区積善洞にあるモクサンビルディングの7階と9階で壁面に亀裂が入って、塗りめが消失していることが発見され、この建物に入居していた外務部旅券課などが事務室を閉鎖して、職員等の出入を禁止した.
この建物で初めて異常兆候が発見されたのは、さる12日午後8時頃.
9階に位置した40坪規模の(株)現代海上
教育場を清掃するために椅子を移した職員が、講堂の床が横2m,縦に1mほど割れ、2〜3p程度下に陥没していることを発見,管理事務所に知らせた.
このような亀裂は7階にある(株)スェンコインターナシヨナル・コリア事務室でも現れた.
内部修理をしながら、家具を新しく置いている途中、事務室底辺に最高4〜5pのスキ間が生まれて、壁と床にも亀裂が生じたとのこと.
13日、このような事実が確認されると、この建物8〜12階で業務をしていた外務部職員と6業者職員200余名が出勤直後に緊急待避した.
残りの入居企業等も、この日の午後は不安に震える職員を早期退勤させたり、他の支店に分散移動させた.
2,3階の外務部旅券課は、午前から近隣
の政府総合庁舎に移って業務を行ったため、利用者に不便をかけた.
このビルディングに勤めるキム・ユンヒョン(金閠衡・20・会社員)氏は
『早く待避しろという構内放送を聞いて、急いで建物を抜け出した』『三豊百貨店崩壊事故がまた再演されるような恐怖感に、まともに仕事をすることができなかった』と話した.
一方、ソウル市と鍾路区庁は、この建物に対する構造安全診断に入っていった.
市庁関係者は、建物全体に対する構造的安全診断をしなければならない状況とし、『入居企業に建物使用自制を要請する計画』だと明らかにした.
政府総合庁舎とソウル警察庁の間に位置したモクサンビルディングは86年(株)ライフ開発により完工され、95年崩壊した三豊百貨店と同じ
slate工法で建てられた.
建物の所有主は、チャンガン建設であり、現在、外務部旅券課をはじめ,環境協力と,本部大使室等、外務部の一部機関と(株)現代海上等46業者が入居している.
<イ・ジュスン記者>
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