99年12月13日 中央日報

ベールを脱いだシン・ジュンヒョンの新曲 '君とわたしの歌'


カン・チャンホ記者

シン・ジュンヒョン 渾身の大曲'君とわたしの歌' を初めて入手した. ランニングタイム 15分に達する、この歌は、'美しい山河'の延長であり、また、そこに統一という民族史的課題に応えた、次元の高い歌だ. 

多少枯れて達観した境地が感じられるシン・ジュンヒョンのボーカルの下、彼の弟子である水原女子大 音楽学生たちの晴朗なコーラスに展開する. '美しい山河' に劣らない味わい深いメロディが強力なであり, ドポ(註:韓国伝統の礼服の上着)のすそをはためかすようによどみなく、飄々としたギター演奏が '韓国ロック' の味を確実に見せる. (シン・ジュンヒョン ファンなら、このギター演奏一つだけでも満足できる曲だ)

これとともに、荘重なプログレッシブ風編曲が大曲の重さを生かす. シン・ジュンヒョンの歌としては初めてラップが登場するが、それは裸の子供と気立ての良い老人が交わって踊る、広場のようなものだ. 息子のようなラッパーがシン・ジュンヒョンのギター演奏をゴムひものようにみなして、びゅんびゅんと弾んでトゥスティングする. 
"真っ赤なお陽さまに会って/真っ白い 半月に乗って/真っ白い雨の滴をばら撒いて/可愛い虹の橋を置こう…" 

2千余りの単語に達するぼう大な歌詞には、韓国現代史を横切った絶望と希望, 挫折と再起の瞬間が含まれた. 

しかし、歌のメッセージは、初めの方にみな入っている. "わたしは君に会って / 君はわたしに / お互いに見るその出逢いに喜びがある" 結局は、君とわたしの出会って取り合う手に、南と北はもちろん、すべての宇宙の和合の妙法がひそんでいるということだ. 

前半5分余りの間、低くフォーク風に流れた音楽は、中間部で強いオルガンの破裂音と共に宇宙空間に飛んで行く. 神秘的な弦楽伴奏と鼓動を打つドラミングの下、"わたしたちは、今、全てのものを失っていく" という、子供たちの絶叫が反復して聞こえる. "わたしたちに教育は必要ない!" と叫ぶ、ピンクフロイドの 'アナザーブリック・イン ザ・ウォール' を連想させる. 

しかし、シン・ジュンヒョンは、その直後に、誰でも鼻唄でハミングできるような民謡風で、"セ・セ・セ、万万歳 韓国 万万歳"を付け加えておくことにより、この歌が根本的に希望の歌であり韓国ロックの直系の血統であることを確認させる. 

日本人 評論家 ミヤコシ ヒロキ(註:この頁編集時点では詳細不明)は、この歌を聞いて "シン・ジュンヒョンは、あたかも流れ落ち続ける滝のようだ”としながら、"韓国大衆音楽の世界で、このように濃厚に圧縮されて切れない空気が流れていることがうらやましい”と評した. 

この歌は、29日午後3時. 8時 ソウル ヒルトンホテルで開かれる シン・ジュンヒョン コンサートで 初演される. 02-585-2396.
1999年 12月 13日


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