▲ 31日
仁川ロックフェスティバルで公演する、日本のバンド "マッド・カプセル・マーケット"
建国以来初めて日本のロック歌手が韓国の舞台に上がり、日本ロックに対する関心が集っている.
31日と8月1日 昼12時 仁川松都公園で開かれる '99 トライポート
ロック フェスティバル' (02-2237-9562)には、日本のロックバンド 'マッド・カプセル・マーケット'(31日)と
'オブビリオン・ダスト'(1日)が登場し、英語で歌う.
また、8月 1.2日 午後8時30分 釜山広安里海水浴場で開かれる'アジアン
ロック フェスティバル' (02-518-7343)に 'ソウル・フラワー・ユニオン'(1日)
'バレンタイン D.C'(1.2日) 等、ロックバンド2チームが出演,
日本語の歌を含む各々6〜7曲を歌う計画だ.
このなかで、特にファンたちの耳目が注がれるバンドは、マッド・カプセル・マーケットとソウル・フラワー・ユニオン.
マッド・カプセル・マーケットは ロックにヒップホップを混ぜた 'ハードコア'
ジャンルでは、日本内レコード販売高1位を記録するバンドで、個性あふれる
ベースギター演奏家の一品だ.
また、ソウル・フラワー・ユニオンはエレクトリックギターに、韓.中.日本の伝統打楽器を混ぜて、'アジア合成ロック'を聞かせる、個性派バンドだ.
単純なメロディ
華麗で中性的な扮装
独特の 'ビジュアル ロック'
80年代中盤以後、日本のロック音楽の水準と熱気は、その本山の米国とヨーロッパよりもむしろ高いと、世界ポップ界は評価している.
米国はロックよりもヒップホップが,
英国はテクノのようなダンス音楽が主導権を握っている反面、日本だけはレコード市場の80%をロックジャンルが席捲している.
日本も、80年代初めまでは 'ピンクレディー' '少年隊'
等、顔と踊りを全面に出したダンス音楽が主流をなした.
そのあと、80年代中盤、大衆の音楽水準向上に助けられて、作曲実力と演奏力を揃えたロックバンドたちが大挙登場した.
特に 'ボウイ' 'Xジャパン'
等は、染色した長髪に中性的な化粧をした姿で舞台に上がることによって'ビジュアルロック'という特殊な和風ジャンルまで作った.
日本音楽コラムニスト イ・ジョンヒョン氏は、"耳にぐいっと入る単純なメロディと派手な編曲,
そして華麗な扮装.
ステージアクションを全面に出したビジュアルロックは、日本人を新たにするのに遜色がなかった.
ここに英.米文化に対する日本人の憧憬心理まで作用し、ロックが最高人気大衆音楽に落ち着いた”と分析する.
▲ 90年代日本ロックの代表バンド
ラルク・アン・シエル. 韓国でも単独公演とレコード市場に発表1号として指定される程人気がある.
'グレイ' 'ルナ・シー' 'ラルク・アン・シエル' 等、90年代スターバンドたちは
'出すたびに3百万〜4百万枚販売'を記録している程だ.
復古風ロックを駆使する ラルク・アン・シエル
は、国内企画社たちが韓国単独公演第1号として推進する程、国内でも人気が高い.
日本ロックに対する国内の関心は、ダンスに食傷ぎみで、ポップを聞くことには否定的な若者達の一角で80年代末から形成された.
特にバラードジャンルでは、彼らの独特の唱法と弦楽器を登場させた編曲方式などが、韓国歌手たちに大きな影響を及ぼした.
しかし、こういう肯定的評価に対する批判もまた根強い.
日本ロックコラムニスト イ・ヒョンジェは "商業性を優先するスターバンドたちのロックは、図体だけ大きくて、深みには程遠い.
彼らはロックの精神ではなく、ロックの外貌により偏重する.
特に中性的スタイルは、私たちの情緒に否定的影響を及ぼしかねない"と批判する.
といえども、イ・ヒョンジェ氏は "数千に達するアンダーバンドたちが日本ロックの根を形成している底力を無視できない”としながら
"今回の来韓公演バンドたちは皆アンダー出身であり、韓国の聴衆たちが日本ロックの実体をわかる良い機会になる"と評価した.
カン・チャンホ 記者 1999年 7月 29日
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