からだと
からだの 対話
<美人> 撮影現場
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('女'(イ・ジヒョン)に会った後で'女'のからだに執着する'男'(オ・ジホ)は
'女'を待って彼女の服類を整理する.
新人オ・ジホは、広告モデル出身で、演技は今回が初めてだ.) |

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‘からだ’をまともに知らない.
からだは誰かの視線の前では露出を敬遠するだけに,
‘知識’という観念の対象にならないためだ.
ヨ・ギュンドン監督の4番目の長編映画<美人>は、‘からだ’に対する異色な教理を説く.
“からだは限りない対話であり、礼儀”だと.
‘からだ’は、用心深くたどって感じるべきで,
その感情を率直に表現して、他の‘からだ’に回帰できなければならない.
ヨ・ギュンドン監督の短編小説<からだ>から出発した<美人>は、失恋したヌードモデル(イ・ジヒョン)と大過ない日常だけの男(オ・ジホ)が偶然に出会い、始まる.
攻撃的な視線に捕縛されたまま、決まったポーズにだけ酔う彼女.
剥製になった状態で沈黙しなければならない彼女のかたいからだは、一人の男の手助けを受けてから話し始める.
彼女のからだに中毒になり始めた男は、彼女を溶かして自分自身のからだに塗りたくりたくなる.
肉体を通じてお互いに滲透する過程を、ヨ・ギュンドン監督は、自身が浮かび上がらせた“愛のステージ”と話す.
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(撮影場所の漢南洞のあるアパートの5階.
ベランダの窓が素通しのガラスである関係で,
引越荷物センターのゴンドラを利用してガラス窓を磨いた.) |
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(ボディペインティング場面は、窓の外から眺める野次馬たちによって、何回も中断になった.) |

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('男'が待っている家にきた'女’は、ボディペインティングした自身の裸身を'男'に見せて叫ぶ.
"この作品タイトルは不良食品. 何故って?
食べるとひどい目に遭うから.") |
<美人>のシナリオは、撮影が進行しながら、ますます分厚くなった.
当初、シナリオの骨格に、二新人俳優の個人的な経験や感じを付け加えたため.
さる3月10日、クランクインして、現在 全撮影分量中90%を消化した<美人>は、何度もの補充撮影を接ぎ足し、4月20日には撮影を終える予定だ.
鋭敏なからだの反応などを見せるために、俳優の演技は現代舞踊家の
アン・ウンミさんが実演しながら指導した.
もう一名の新人、ノ・ヨンシムさんの映画音楽も期待される.
パク・グァンス監督の<イ・ジェスの乱>以後,
企画時代が製作する映画としてシンドフィルムが配給する. <美人>が繰り広げる‘からだの饗宴’は、5月27日から楽しむことができるもようだ.
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(俳優が新人である関係で、ヨ・ギュンドン監督は、撮影に入る前に俳優の演技に多くの神経を使った.
主役を演じたイ・ジヒョンは、ちょっと前に芝居<わたしのように嘘をつけ>で主役を演じて話題を呼び起こした俳優で、この作品でも果敢で手抜きのない演技で話題をふり撒いた.) |
(<美人>で、濡れ場とからだで感情を表現する場面は、現代舞踊家アン・ウンミさんが指導する.) |

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文 イ・ヨンジン・写真 ジョン・ジンファン 記者
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