99年11月ハンギョレ21 283号

価格破壊時代! 信じますか?


割引店 インターネット ショッピングモール CA-TV ショッピングチャンネル 価格 電撃比較…売り場によって 品目によって … 企画商品は ショッピング チャンス 



‘安い, 安い, 本当に安い.’ 

流通市場に幽霊のように飛び交う叫びだ. 大型割引店, 電子ランド21, ケーブルTVショッピング, インターネットショッピングモール 等…. ‘うちが一番安い’という、この叫びの隊列にとうとうデパートまで列に加わっている. 

消費者には、それは楽しい悲鳴を怒鳴っているかのようだ. しかし、実像をながめればそうではない. むしろ、消費者は目を丸くし、混乱している. 安いからと買った後、他の所と比較してみれば,‘だまされた感じ’だと怒る消費者も少なくない. 

それで、今は消費者が直接‘価格比較 ショッピング’にたつこともある. しかし、取扱品目と数量が千差万別なので、混乱するだけだ. いったいどこが安いのか. 



(写真/電子製品の場合は、専門値引き売り場が他の業者に比べて、全般的に価格が安いと現れた) 

“安いよ, 安いよ, 安いよ” には絶対勝者はない 


<ハンギョレ21>は、こういう実態を知るために、さる11月4日前後に、いわゆる 価格破壊割引市場の何ヶ所かを選定し、直接価格比較をしてみた. このために、便宜上、割引市場を △(E)マート等、大型値引き売り場 △インターパーク ショッピングモール, 三星インターネットショッピングモール 等 ‘インターネットショッピングモール’ △電子ランド21と テクノマート 等 専門値引き売り場 △39ショッピングと LGホームショッピング 等 ケーブルTVショッピング 等、4つの類型に分けた. 

価格比較は、とりあえず電子製品等、工産品を対象とした. 白菜, 野菜 等の食品と生活必需品の場合には、新鮮度などが非常に千差万別なので、比較自体が難しいうえに、値段差が出ても、金額がとても小さくて比較効果がしにくいためだ. 

まず、炊飯器, カメラ等、主要工産品を対象に価格比較した結果, 全品目で比較優位を見せる値引き売り場はないということが確認された. 


(写真/ある値引き売り場の企画商品販売コーナー. 大部分の流通業社が、客を引きつけるために年中企画商品展を開く) 

ただし、各売り場別特性によって、いくつかの品目で相対的な比較優位があった. 例えば、電子製品の場合には電子製品値引き売り場のテクノマートが全般的に安かった. インターネットショッピングモールも、相対的に他の売り場に比べて、値段が安い順位で1〜2位に至る程に安いと明らかになった. インターネットショッピング物議沸騰が特に注目される. インターパークのウ・ヘナ氏は“インターネットショッピングモールは、普通、店舗賃貸料, 店舗管理費, 人件費などがかからなくて、売り場管理費がほとんどいらないため、価格競争力が高い”と話した. 彼によれば、インターネットショッピングモールは、在庫管理のための倉庫運営費も必要ない. 運送費がかかることはかかる. しかし、これもまた製造業者が一手に引き受ける場合が多い. インターネットサイト運営費の他に特別な費用がいらなくて、マージンを握ることができる長所があるということだ. 

しかし、調査結果の一部の品目では、インターネットショッピングモールより、テクノマートや大型割引店がより安いことが確認された. テクノマートの一関係者は“割引店とテクノマートは大量仕入れを通じて、価格競争力を高めている”と話した. つまり、こういう大量仕入れ力で、これらの割引店と専門売り場は、製造業者と価格交渉が容易にでき, このような点を利用して価格破壊が可能なのだという話だ. 

実際、三星ケノックス70QSカメラの場合, インターネットショッピングモールのインターパークが20万8千ウォン, 龍山 電子ランド21が18万9千ウォン, ケーブルTVショッピングのLGホームショッピングが20万5千ウォンだった. しかし、(E)マートは、専門売り場のテクノマート(18万ウォン)に対して2千ウォン安い. 

専門値引き売り場の場合には、こういうバイイングパワーの長所が価格割引に最もよく関わる. すなわち、電子製品の場合には電子ランド21とテクノマートが断然価格競争に先んじる. 特に、テクノマートの強勢が明確だった. インケル P-858V オーディオ(装飾含む)の場合, インターパークショッピングモールが57万7千ウォン, (E)マートが58万ウォン, 三星インターネットショッピングモールが61万7千ウォン, 電子ランド21が59万ウォンだった. テクノマートは、同じ 製品の価格が48万5千ウォン足らずだった. 

キムチ冷蔵庫ディムチェDD-942Sの場合も同じだ. インターパークショッピングモールが 78万ウォン, (E)マートが74万ウォン, 三星インターネットショッピングモールが78万ウォンなのに比べて、テクノマートは69万ウォンだった. 

それなら、生活必需品はどこが安いのか. ソウル市が半月間隔で管内各区単位で価格調査をして、インターネット(http://econo.metro.seoul.kr)に掲載している内容を注意深くみれば、概略の傾向がわかる. 

10月30日の江南区の生活必需品調査価格を見ると, 一般米 20kgの場合, 一般売り場のハンファストアが5万3500ウォン, ミドパスーパーが5万ウォン, ガレリアデパート5万4300ウォン, 現代デパート 5万9500ウォンだと明らかになった. 最も安い所は、一般売り場ながらも割引販売をしている常緑会館で, 4万6500ウォンだった. 

ところが、辛ラーメン120g 1個の場合には、農心が370ウォン, ハンファストア 410ウォン, ガレリア ミドパ 410ウォンなのに比べて、意外にも現代デパートが340ウォンで最も安かった. 現代デパートは、食用油でもこのような最低価を記録した. ハンファストアが3100ウォン, ミドパスーパーが3千ウォン, 大農マートが2900ウォンだったのに比べて、現代デパートが2700ウォンだった. 一般的にデパートが高いという通念とは全く異なる結果だ. デパートが一部の品目で最低価戦略を駆使した結果だ. 


週単位に一日間隔で価格変動幅が狭くなり 


インターネットショッピングモール-値引き売り場-デパートなどという順序でなされてきた価格比較公式が破壊されている. これは、売り場間の価格競争が熾烈になり、価格が常に一定に固定されていないためだ. 売り場は、早い場合には一日ごとに値段を変える場合が数多い. 

しかし、価格比較は現在、基本的に難しい側面がある. 台所用洗剤・石鹸・歯磨き粉等、工産品の場合, 全く同じ商品なのに、流通業社ごとに重量がそれぞれ違う. LG自然品の場合, 重量は1.2kg, 1.4kg, 1.5kgと3種類があるのだが、値引き売り場はそれぞれ別なものを置いている. このため、価格比較が基本的にうまくできない. また、包装を変えて売ることも、価格比較の妨害要素だ. トイレットペーパー 双竜コーディネートの場合, 50m1本と 70m1本づつの種類に分けられて、それぞれ別の売り場で売られている. 時には、同じ会社の同じ製品でも、流通店ごとにそれぞれ別の名前の商品を売ることもする. また、30〜50代の女性層を対象とするケーブルTVショッピングと、10〜30台を主対象とするインターネットショッピングモール等、年齢帯によって取扱品目を分けることも価格比較を出来なくさせる. 

かと言って、公式が全くないわけではない. まさに‘企画商品’等だ. 各売り場は、自分の売り場が安いという点を目立たせるために、一定期間にわたって特定商品を大量購買し、いわゆる企画商品としてとても安く出している. 

まさに、各売り場がいつ, どんな商品を企画商品として前面に押し出しているかをよく知っていれば、それこそ安いショッピングができる. こういう企画商品展は、いわゆる割引店等もはばからない. 割引にまた割引をするのだ. 

インターネットや、パソコン通信の競売市場を賢く利用することも、安いショッピングの知恵だ. 特に、インターネット競売市場(www.auction.co.kr)の場合, 意外にも、中古品でない正規商品を安く買える. 

しかし、価格が全部ではない. 価格競争が消費者に悪いことはないけれど、値段という基本的な翼なしでも墜落はしない. さらに、値段が安いことは品質を疑わせることもある. 

価格に劣らず重要なことは‘望みの商品を買えたか’という点だ. 電話一本, クリック一度で、家から簡単に物を選りすぐって受けとれるか, 同一製品というけれど、もし、組立製品を誤って買ったのではないだろうか、等、みかけの値段が安い点を相殺しても、異なる要素がいくらでも潜伏しているためだ. 

インターネットショッピングモールの場合には、概して値段が安くて便利だという長所があるけれど、一部サイトの場合には、物が実際に家に配達されてくるのに、まだ時間がたくさんかかるという短所がある. また、物を直接見て選ぶわけでもなく、もし物が気に入らない場合, 返済ができない所もあって、消費者保護院に不満をぶちまける消費者も多い. 

電子ランド21でも、龍山電子商店街の場合には、値段が多少遅れをとっても、消費者が直接いろいろな製品を注意深くみて、最も適切な製品を選りすぐることができる. 他の見方をすれば、まだこのような点で、インターネットショッピングモール等の通信販売 売り場は選択の余地が少ないとすることができる. 一方的な商品広告だけを見て、購入可否を判断しなければならないためだ. この点で, ケーブルTVショッピングの場合にはすこしましだ. 出演者が試演もしてみせて、色々な角度から製品を見せてくれるためだ. 

値段が安い価格の‘伏兵’で‘詐欺’販売をされる場合もあり、注意しなければならない. 各企業が繰り広げる荒っぽい価格破壊競争の副作用で, 消費者をわずらわせることがあるのだ. 

消費者保護院によれば、Kさんは雑誌に載っていた、あるクリームの広告を見て製品を注文した. 広告には‘傷跡でもすっきりきれいに消す’,‘3ケ月使えば、ツヤのある皮膚になる’などが記されていた. 

しかし、実際に使ってみて、全く効果がなかった. 返済を要求したが、該当業者は拒否した. ミシンを注文したMさんの場合も同じだ. 配達された物を見ると、考えていたものとは全く異なる、粗雑な物に過ぎなかった. 業者は、返済をするという条件をはじめから提示していなかったので、やはり、返済を拒否した. 

このため、通信販売の場合には、アフターサービスと返済等、価格外の他の要素も丁寧に注意深く見る必要がある. 

一部の電子製品商店街では、部品を購入して独自に完成品を組立てて売る場合もある. 表面を見れば、大企業で作った製品だが, 自分が作った製品ではないためにアフターサービスをしてくれない. 安いからと、よろこんで買ったら狼狽させられることもあるのだ. 


品目によって売り場を選択しなさい 


専門家はインターネットショッピングモール等、通信販売を利用する場合には、消費者が一度くらいは代理店や専門商店街に行って、価格と品物を注意深くみた後で注文することを薦める. 各割引店のパンフレットの宣伝文句でげん惑されて買ってしまうという、過消費をさせるのだ. 

専門家は、それで、いわゆる値引き売り場に対する、ショッピング要領を次の通り提示する. 

まず安い所を探して、あちらこちらをさ迷うより、一売り場の固定顧客になれと薦める. 各種サービスをよく活用すれば、投げ売り品よりもはるかに内容に富んだ収穫をおさめることができるためだ. また、品目によって売り場選択を柔軟にすることも必要だ. 各売り場の長所を最大限活用する戦略である. 安値だけを過度に追うことは禁物. 消費者が総括的な価格比較を直接することは難しいうえに、事実上、値段の差が大きくはないのに, ‘最も安い’という言葉にげん惑される場合が多いためだ. むしろ、専門家は価格比較より、ショッピング環境とかショッピング目標を明確に持つ消費者であることがより重要だと忠告する. 

イ・チャングン記者 

goni@hani.co.kr


ファン・サンチョル記者 

rosebud@hani.co.kr
 

写真 パク・スンファ記者 



ハンギョレ21 1999年 11月 18日 第283号 .


Copyright 1995-1998 ハンギョレ新聞社
webmast@news.hani.co.kr


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