2008年06月ハンギョレ21 713号

夜を忘れたあなたに

2008年06月04日 第713号

夜を忘れたあなたに
写真記者が一週間道を飛び回ってカメラに収めたろうそくの灯集会現場の熱気

□ 写真・文 パク・スンファ記者 eyeshot@hani.co.kr


5月28日明け方, 警察の沮止線を避けてソウル乙支路に出てきた市民のデモ行進は、ロッテデパート, フェヒョン交差点, 退渓路を回って明洞入口でまた警察と対立した.
小競り合いがあって何名かが連行された.
記者はあちらこちら飛び回る間にデモ隊を見失ってしまった.
あちらこちら連絡したが、プラザホテル前でデモ隊の一部が警察に包囲されているという消息を聞いた.
警察はデモ隊を大きく取り囲んだ後‘壁’を順次狭くしていった.
一旦警察の包囲網の中へ入った.
デモ隊は道に座って“家に行きたい”“暴力警察帰れ”スローガンを叫んで警察が道を開けてくれるのを待っていた.
何カットかを撮ると, 包囲網の裏側で構造物の上に陣をはっている記者たちが見えた.
その上に上がって撮れば孤立しているデモ隊の姿がよく捉えられるようだった.
しかし、警察は身元が確認されるまでは誰もそとに出すなという指示を受けたと言った.
入る時には特別に制止しなかったのに… 腹が立った.
全員強制連行するような雰囲気だった.
遠くから“ろうそくの灯を消して一二名ずつ出て行く人はそのまま通せ”という警察の指揮無線が聞こえた. ‘この人たちはろうそくの灯を持っていないのに….’ このように閉じ込められているデモ隊が周辺にもまたあるようだった.
少し後、南大門警察署長がマイクを持って現れるとすぐ記者たちは手を繋いで見せた.
そとに行ってくれという警察の要求に記者は現位置を守るという意味を伝えたのだ.
丁寧な脅迫が飛んできた.
“連行過程でケガをしたり取材装備が破損しかねません. <ハンギョレ> <民衆の声>〈OBS〉… 出てください.”
また警察無線が聞こえてきた.
デモ隊を連行する前に、まず記者を‘安全に引き出しなさい’という内容だった.
そして、特殊機動隊という部隊名を見せながら機動隊員一名が迫ってきた.
“記者さんでしょう? あちらへ行っていただけませんか.”
微笑を浮かべた表情に軟らかい声色だった.
それで、私もやんわりと, “私はここに居るつもりです.お互いに避けない方が良いでしょう?”



悶着の間、デモ隊の代表格であるような人が警察側に提案した.
“わたしたちはいざこざは嫌です.道を開けてくれれば、私達は歩いてバス(註:警察の連行用)に乗ります.” 警察との言い争いは直ちに終わった.
何人かの若い女性は恐ろしいそうな目を見せたが、大部分のデモ隊は平気な顔で‘鳥小屋’へ向かった. カメラのレンズの中で彼らは堂々としていた.


△‘米国産牛肉 入反対’で始まったろうそくの灯文化祭は、すでに‘大統領弾劾’へと拡大した.東大門運動場前の道路を “イ・ミョンバク OUT”と書かれた横断幕を持って走って行く市民たち.


△ろうそくの灯文化祭に一日も欠かさずに参加している民主労働党 カン・ギカプ議員.
常に真っ白い布を着ている彼を市民たちは映画<ロード・オブ・ザ・リング>主人公の名前を借りて‘カン・ダルフ’と呼ぶ.


△5月28日夜、ソウル清渓広場でろうそくの灯文化祭が終わった後、警察は市民のデモ行進を防ぐために、外部と通じる小さな路地さえも水も漏らさぬ統制をした.


△5月27日デモ行進中に警察に連行される市民.


△ろうそくの灯文化祭は市民の自由発言と文化公演で進行される.
時々有名歌手や俳優がステージに上がってきて市民に力を与える.
バンド‘ウインドシティ’の公演に歓呼する若者達.