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2005年04月13日 第555号

[ジョン・ウンジョン] 韓・中・日が共に書く‘良心三国志’

□ シン・ユン・ドンウク 記者 syuk@hani.co.kr

△ (写真/ユン・ソシク記者)

“以前は出勤時間はあっても退勤時刻はなかったのですが, 最近は出・退勤時刻どちらもありません.”
ジョン・ウンジョン(30) アジア平和と歴史教育連帯(日本教科書訂正運動本部)事務局長は、最近目が回るほど忙しい.　日本で歴史歪曲教科書が文部省検定を通過したためだ.
ジョン局長は、“非常待機しているつもりで暮らしています”と言いながら“もっと忙しくなるでしょうね”と焦燥感を表した.

歴史教育連帯は、韓・中・日 3国の良心勢力が連帯し、日本の歪曲歴史教科書を正して, 東北アジア3国の歴史学者たちが共に書く歴史教科書制作運動を繰り広げている.
4年にわたった共同作業の結実である<韓中日が共に書いた未来を開く歴史>が5月18日出刊される予定だ.
ジョン局長はしばしば歴史学科出身だと誤解を受けるが, 出発は女性運動だった.
連帯事業をしていたが、徐々に歴史教科書訂正運動をするようになった.
総女学生会から連帯事業へ日本軍性奴隷民間法廷を開き, その縁で1999年から韓国挺身隊問題対策協議会で仕事をするようになった.
2001年、日本歴史教科書歪曲問題がさく烈すると、挺身隊対策協から連帯事業で歪曲教科書反対運動をしたが、2001年歴史教育連帯設立に参加することになった.
彼女は“歴史運動、女性運動、市民運動の流れは、ひとつのものだと思います”と話した.

歴史教科書を共に作った韓・中・日の歴史学者たちはハンギョレ新聞社が主催する‘行進6・10’に参加し、共に走る. この日、歴史教育連帯は私達の歴史を正しく知るキャンペーンも繰り広げる.
今夏には韓・中・日青少年キャンプも予定されている.
ジョン局長は“私たちの主張は反日ではなく、東北アジアの平和です”とし “歴史教科書運動は東北アジア平和のとても大きな脅威である日本右翼の実体を明るみにする運動”と話した.
彼女は“2001年の日本歴史教科書歪曲反対運動が‘新しい歴史教科書を作る会’といううわべとの戦いだったなら, 2005年の運動は本体である日本右翼政治家たちとの一本勝負”と力説した.

真剣勝負のために彼女は今日も夜勤をする.