2002年10月ハンギョレ21 431号

冷たい風が恐くない‘風邪撲滅者’たちが公開する彼らだけの特別なノウハウ
2002年10月24日 第431号

[ 特集 ] 
冷たい風が恐くない‘風邪撲滅者’たちが公開する彼らだけの特別なノウハウ

気候が寒くなりながら風邪患者がぐんぐん増えた.
薬をのめば1週間でよくなって, 飲まなければ7日間でよくなるといわれる風邪.
子供の場合、1年に6〜12回, 大人は3〜6回程度もかかる程にありふれた疾病だが, 現代医学がめざましく発展したにもかかわらず、たいした治療法さえ出てこなかった.
私たちをめぐる環境は、風邪がより一層猛威をふるうように変わった.
風邪にかからなくなるなら、粘り強く運動をして、清潔に暮らして, ストレスを受けないことが重要だ.
だが、こういう指針はあまりにも当然の孔子様のお言葉(註:お決まりのお題目)で、実生活にとって格別な助けにならないのが事実だ.
最近になってからは氣体操や攝生を通して体質を変えて、風邪にかからないで健康な体力を維持する人々が増えた.
彼らのノウハウを紹介する.


国仙道(クッソンド)でからだと心を治めるジャン・ミファ/コメディアン

写真/からだの氣をよく通じるようにしながら心身の疲労を解く運動が風邪に良い.
2年目になる国仙道をしながら風邪を忘れて暮らしてきたジャン・ミファさん.(リュ・ウジョン記者)


私は元来体質が弱いのに加え、放送生活をしているといつも忙しくて疲れていて、風邪で過労しながら生きてきました.
そのような私が国仙道を始めてからは風邪には簡単に勝ち抜いています.
初めて国仙道に接したのは、交通事故の後遺症で苦労していた時、タレント イ・サンインによってでした.
初日に運動をし終えると、からだがあまりに軽くて、ひょっとしたら良いかもしれないと思って、1年熱心に通いました.
いつのまにか2年目になりました.

国仙道は、私たちのからだの氣をよく通じるようにしてくれる運動です.
‘氣が満ちる’,‘氣が詰まる’など、わたしたちは実に氣に関する話を多くしますね.
国仙道は氣体操と瞑想を通して、良い氣がわたしたちのからだに入ってくるようにして, 悪い氣を外へ送りだします.
特に、冬季には風邪という悪い氣運がやってきた時に国仙道体操をすると、からだが軽くて気分が良くなり、普段よりも風邪が速く抜けます.
重要なことは、痛みがある時でも国仙道体操がしたくなるということです. 何故かというと、すっきりするから.
そして、興奮した時に心を沈めるにも最高です. 静かに自分を省みることができる機会まで与えてくれます.
何にしろ、風邪というのは、精神と肉体が疲労して起きる病気でないでしょうか
精神と肉体, この2種類を治めることができるのが国仙道です.
特に、根本的にからだが虚弱な方達に良いですよ. こういう人々は、いつも風邪を受け入れているから.

私はまた、風邪気味だと感じたら、柚子茶を飲んだり, ベストを着て胴体を暖めます.
実際に韓方医学では、胴体の部位から風邪の気運が入ってくると説明しています.
あなたは国仙道を知っていますか.万一知らなければ、それは実に大きな悲劇です.
何故かというと、それほど素晴らしい運動だから.
国仙道は、簡単に説明すれば、最近大人気で放送されている文化放送連続ドラマ<人魚アガシ>でウン・アリ(ジャン・ソヒ)とママジュン(チョン・ボソク)が道服を着て‘氣体操’だと言ってやっているのがそれです.
他でもない、私が通っている汝矣島伝授場で撮影していますよ.
‘ははは’(放送経歴10年ですが、私が知っている所がTVに出てくると、いまだに私は興奮します).

良い運動 国仙道で、来る冬の風邪に勝とう.
アジャ!


有機農法食卓が‘遮断’キム・ヘジン/ 生命生活共同体 韓生活会員

写真/風邪予防は食卓から….自然食は風邪を予防するだけだけではなく、治療効果もある.(パク・スンファ記者)

“真の‘からだ’に対する誠心とは、痛みに対して労心焦思することで、‘からだ’を酷使しない自然治癒への信頼によって‘心’を自由にするものです.”
風邪をひいていた私たちの子供が、去年の冬に蓄膿症と中耳炎にかかり、一ケ月間薬をのんだことがあります.
ところが長い間服用していた薬の副作用に関するニュースを見て驚いた私は, その文を書いた韓方医師を訪ねました.
私はそこから韓方薬を持ち帰るより、素敵な話を聞きました.
“食卓だけを変えても、蓄膿症程度は自然に良くなることができるのです.”
まさしくそうでした.
有機農法 自然食に食卓を変えると、蓄膿症が薬無しで自然に良くなって, 中耳炎もいつのまにか良くなったかと思ったら、風邪にも簡単に勝ち抜く健康な子供になりました.

韓生活会員になって自然食を始めて、すでに1年になりました.
菓子・飴・ゼリーをいつも握っていた子供の手には、さつまいも・じゃがいも・玄米餅・豆の炒めものが替って, 清麹醤(註:大豆の早製味噌と魚肉類で作ったスープ)を煮ると吐いていた子供が生の清麹醤の粉(ちょっと猟奇的だけど)をお湯に溶かして飲んで, 時々家で小豆湯を煮ると喜んで、蒸し餅でも作ってあげると、‘やった! ママ最高〜’を連発します.

しかし、こんな風になるまでの過程は、そんなに簡単なことではありませんでした.
この1年間、病院と薬を遠ざけた私は無知な母親という烙印を押されて、家族の文句を聞かなければならず, 自然食と自然療法で子供を育てるのは、それだけずっと手がかかりました.

私だけの風邪予防法と治療法は、有機農法菜食中心の食卓と、一日に柿の葉茶を3杯と, 五味子茶(註:オミジャ茶.五味子はアセロラに似た果実で、乾燥させたものを煎じる)を飲み, 水も少しずつ適当に飲んで, 爽やかに育つ, 清潔な環境を作るのです.

また、我家にはないものがいくつかあります.
電子レンジ・ベッド・砂糖・解熱剤です.
電子レンジの代わりに蒸し鍋を, ベッドの代わりに平床(註:木で作った寝台.涼み床)を, 砂糖の代わりに水飴を, 解熱剤の代わりに味噌を使います.

風邪で熱が出る時は味噌を溶いて食べさせ, 鼻水が激しい時はダイコン汁と竹の葉を, ひどくせきをする時には梨汁を飲ませます.
ところが、最近はこのような治療をする前に子供が風邪に勝つので、どれくらい幸いなことか. 本当に‘平常時の食生活がとても重要!’ということを改めて感じます.


自然療法で体質改善 シン・ラヨン/ススパルトック(子供たちを愛する母親たちの集い) 総務

写真/子供達が体調の悪いときは無理にご飯を食べさせない方が良い. シン・ラヨンさんの息子が柿の葉茶を飲んでいる.(パク・スンファ記者)

子供の家に通っている二番目の息子が帰ってきて言った話.
“ママ、友達が14人もこなかったよ.” “何故” “うーん, きっと〜 風邪にかかって熱が出たんだ. それで辛いって….”

最近、予防接種とかなんとかするけど、何にもならないようです.
幸い、私たちの子供は大丈夫.
でも、元来健康な子供ではありませんでした.
むしろ、何年か前までは病院に行くことが重要な日課であり, 引越しする時も、近所に良い小児科があるのか探す程で、弱い子供たちでした.

まず、子供は具合が悪くなれば、食欲がなくなり食べようとしません.
そのような時、なにかを食べさせようと努めるより、一食や一日くらいは断食させて水を十分に飲ませます.
小学生は一日にミネラルウォーター 1.5リットル, 柿の葉茶 0.5リットル 程度を飲ませ, 食を抜いた後に白粥をつくって食べさせます.

二つ目は, 熱が出た時には必らずミネラルウォーター浣腸をしてあげます.
500mlのミネラルウォーターをぬるめに暖めて、焼き塩をティースプーン3分の1を入れて浣腸をします.
浣腸後1時間内に排便を見ないときは、熱が高くて水分がすべて吸収されたということなので、2時間内にもう一度してあげます,

三つ目, あたたかい水(43℃)に足を入れて、汗がたっぷり出てくるまで足湯をします.

四つ目, せきをする時には、芥子湿布をします.
店で芥子粉を買って、小麦粉と芥子粉の比率を7:3程度にして, 暖かい水(水があまり熱くならないように注意)をうどん程度の濃さになるように加え、練って包みます.
首, 胸, 腹.など, 腕, 脚 の順で皮膚が赤くなるまで湿布をします.
一部位に2〜5分程度で赤くなります.
風邪が肺炎へ進んだり、中耳炎などの合併症が生じるのを止めて、予防の意味で、季節の変わり目には一日に一度ずつあらかじめしています.

より重要なことは、普段から強いからだを作るということです.
雑穀飯と生野菜をまんべんなく混ぜて、食事の度に食べるのですが, 穀菜食は60%, 他に副食を30%, 果物は10%と、均衡をとって繊維質とビタミン, 有機ミネラルを十分に食べさせます.
学校や子供の家に送り出す時も、柿の葉茶とミネラルウォーターを持たせます.
子供が疲れていたり、遠足にでも行った日は、お粥をつくって食べさせます.
その日の疲労はその日のうちに癒されます.
すると、抵抗力が強くなり、大抵の疾病には負けない強い子供に育ちますよ.