2001年5月ハンギョレ21 357号

[人の話] 離婚の代わりに選択した世界一周

[ 人の話 ] 2001年05月02日 第357号


‘風を吹かす夫婦.’ 
離婚の代わりに世界一周を選択し、750日(2年20日)間、世界40余国を見てきたヨ・セホ(31)・ペ・ヨンジン(31)さん 夫婦に、自然についた仇名だ. 彼ら夫婦が、最近、旅行記録を整理した <風を吹かす夫婦の世界旅行1>(中央M&B 編集出版)を出した. 

二人は1989年、ソウル芸術大学文芸創作科で同期の仲で出会い、6年後に結婚した. ペ・ヨンジンさんは放送作家, ヨ・セホさんはコピーライターとして、人も羨む生活をした彼らは、結婚して3年になるある日、離婚の危機を迎える. 
‘他人同士’になるところだった彼ら夫婦を危機から救ったのは旅行だった. ヨ・セホさんが、まずインドへ旅行に出発した. ヨ・セホさんが旅行の途中、ペ・ヨンジンさんに真心に充ちた手紙一通を送って, この手紙を受け取ったペ・ヨンジンさんは、33リットルのリュックサックに荷物を詰め始めた. 

このようにして始まった旅行は、意外にも、2年以上続いた. 旅行に使ったお金は、5千万ウォン程. 金持ちではなかった彼らは、住んでいた家を貸し出し、自動車を売り、貯金と保険を解約しなければならなかった. 

旅行を始めた時から、パソコン通信ハイテルに掲載していた紀行文と旅行情報は、一日の訪問客が700人を超える程に人気を呼んだ. 単純な旅行記ではなく、葛藤中の夫婦が和解に進む過程で体験した葛藤と争いがもれなく含まれていたためだった. 
どこに行っても旅行記を書かなければならなかった彼らは、常にコンピュータをもって歩かなければならなかった. それで、“夜ごと相手方の裸の体の代わりにコンピュータモニターを眺めて呻吟しなければならなかった”という. 

ヨ・セホさんは、“共通の夢を持っていない夫婦は、共有できる考えもますます減って、徐々に自身も知らないうちにお互い遠ざかるようになります”とし、“一歩遅れでも、そのような状況を変えてみようというあらゆる夫婦に、旅行に一度行ってみなさいと薦めたい”と話した. 

1巻では東南アジア・中国・ロシア・北ヨーロッパ旅行記が紹介され, 2巻(東ヨーロッパ・中東)と3巻(アフリカ・西ヨーロッパ・アメリカ)は、5月に発刊される. 


キム・チャンソク記者 kimcs@hani.co.kr