2000年12月ハンギョレ21 340号

[人の話] “中高生の人権をご存知でしょうか”

[ 人の話 ] 2000年12月26日 第340号

生まれて初めて‘デモ’をしてみた. シュプレヒコールも叫んで、デモ行進もした. はじめのうちは、すこし震えたが、世の中に向けて声を出してみたことがうれしかった. ソウル インチャン高 1年 ファン・ドゥヨン(16)君が、12月23日, 歳末の人波があふれる明洞の街で感じた所感だ. 

この日は、‘人権と教育改革のための全国 中・高校学生連合’の出帆式を兼ねた学校民主化宣言式が開かれた日だ. 午後2時30分 ミリオレから始まる明洞のメインストリートの真ん中に、40余名の青少年たちがプラカードと旗を前面に出して集まった. ファン君は事前行事として開かれていた乱打(註:サムルノリのような打楽) 公演から参加していた. それぞれ、異なる椅子を撥で打ちながら和音を合せる間、雄壮な音を付け加えるのが彼の役割だった. その上、180cmをはるかに超え, 同年輩よりも頭ひとつは大きい身長のおかげで、デモ隊列でも最も目立っていた. 

ファン君は、“強圧的な規定もなく、共に討論できる友人が多いので、中・高校学生連合の会員に加入した”という. そして、持ち物検査, 頭髪・服装制限などの私生活侵害はもちろん、体罰とサークル活動制限, 性的差別等、人格侵害が茶飯事に日常化した学校文化を改革するべきだという問題意識に同感し、ここまで出てきたという. “良くて40点? おとなたちが理解しやすいように学校の人権指数を表せば、そうなります. わが国の人権指数を、平均50〜60点だとすれば、ほとんどその通りでしょう.” 

最近、頭髪制限撤廃を叫ぶ青少年の声がインターネットを経て、言論にまでたくさん乗ったが, だからといって、特に改善されたことは別にない状況なのだとファン君は話す. “学生達が討論して出した結論が、学校側によって無視されるのはもちろん, 一部の学校ではインターネットに文を掲載し子供を探し出して罰を与えたり、ひどいときは、サークルサイトを閉鎖してしまうなどということも起きました.” 

彼は、学校組織が閉鎖的で権威的なことも問題だが, 相変らず多数の子供達が自身に人権があるのかさえ自覚できない教育風土が問題だと声を高めた. これを変えるためには、“討論式授業が活性化されて、選択教科が多様になければならない”と、付け加えた. 中・高校学生連合で発刊する季刊誌の編集部員として活躍するファン君は、“正しい教育を受ける権利を守るために、学生達の外にばかり声を出すのではなく、中へも声を出して、沈黙している多数を立ち上がらせる”と、気炎を吐いた. 国語と社会科目を好きだという彼は、学校新聞の記者としても走っている. 

キム・ソヒ 記者sohee@hani.co.kr