
(写真/月経フェスティバルを準備する流血ギャングたち.
後列一番左側から時計方向に ユ・ミリ パク・ユンミ イ・ジュヨン
ヤン・ナユン ジョン・ヘソン キム・ヒョンジュ イ・スンジュ)
“耐えがたいことだったのに/ 堂々と話すことができなかった/
幼かったとき ソー・ショックト(so shocked)/
その日一日、わたしは完全にノックダウン/
これが、まさにわたしの初潮だった/ 私もそう. あなたもそう….”
9月2日夕方7時、梨花女子大 大運動場で繰り広げられる、第2回月経フェスティバルで披露する‘月経ラップ’歌詞の一部分だ.
高麗大, ソウル市立大, ソウル大, 延世大,
梨花女子大の学生達が集まって作った女性文化企画 プルトック(www.menses.org)が、昨年に続いて、今回の祝祭のモットーは‘ダルット・ドゥルット(註:元は"群れ騒ぐ"ことをいう"ドゥルット"に「月」の意味である"ダル"をかけたものだと思われる)’だ.
“月が満ちて傾くのが当然なように、女性が月経をすることは自然の現象です.
宇宙のリズムに合せて、堂々と月経しようということが、今回の行事の趣旨です.”
行事広報担当 ユ・ミリ(21・ソウル大 社会学科 4年)さんの説明だ.
‘流血ギャングたち’が頑張ったおかげなのか、月経に対する男子学生たちの無知はかなり消えた.
だが、いまだに月経を一ケ月に一日,
生理用ナプキン一枚程度の分量だけのことだと思っている男子学生が多いらしい.
その上、相変らず多くの女性たちは生理中に生理通を病んでいると話すことを避けている.
妊娠・出産の基本になる月経が何故、片隅に追いやられるのだろうか.
ユ・ミリさんはこのように分析する.
“社会文化体験が男性中心になっているためですよ.
男が経験しない月経は重要ではないこと, 異常なこと,
進んで隠さなければならないこととしてここまで来ました.
古代には、月経中の女性を自然と交感できる神秘な存在だとされてきたのですが.
そのようなことが、男性中心の歴史の中で歪曲され変形されてきたのでしょう.”
昨年、祝祭が月経を大衆的に‘表出させる’のに集中したとするなら、今年は‘楽しもう’ということだ.
女性グループ‘ジェナ’のラップ祭り, 漢陽大
劇芸術研究会の体験劇, 舞踊劇, 創作アニメーション,
各種パフォーマンスをはじめ、造形作品,
月経器具と絵の展示会などが準備されている. ハン・ヨンエ,
ジャウリム, ソムン・タク, セイント,
ファニーパウダーなどの祝賀公演も目を引く.
ユ・ミリさんは、祝祭のクライマックスには男性観客も参加できる‘ハプニングステージ’が準備されていると耳打ちする.
参加した人々は、男女を問わず生理用ナプキンを贈り物として受け取ることになる.
キム・ソヒ 記者sohee@hani.co.kr
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