“アニメーションも芸術作品です.
これからはインターネットで水準の高い創作独立アニメーションを楽しんでください.”
独立アニメーションだけを紹介するインターネット放送サイトが初めて登場する.
独立アニメーション監督の ジョン・スンイル(35・ミメシススタジオ代表)氏が運営するミメシスTV(www.mimesistv.co.kr)は、これまで子供用テレビアニメーションと劇場用商業アニメーションのなかで難しい一人立ちを続けてきた独立アニメーション監督の新しい突破口だ.
最近、サイトを開いて,
近い将来にミメシススタジオの創作アニメーションを動画像で上映する計画だ.
文化ジャンルで‘独立’という修飾語がつく分野は、事実、苦行の構図とも同じだ.
商業的目的をほとんどあきらめて、作る人が自ら納得するために作業するためだ.
特に、作品を作る過程でも、製作費が異なるジャンルに比べてはるかに多くなるアニメーションは、独立は困難が大きい.
テレビや映画館で作品を上映することもほとんど不可能なためだ.
現在も、多くの独立アニメーション監督と、製作者たちが旺盛に活動しているが、彼らの成果は一般とは距離がある.
うまく作った作品を知らせる方法がないためだ.
ジョン監督がミメシスTVを作ったのも、そのような理由からだ.
ジョン監督は、光州ビエンナーレ特別展で上映した<なつかしい顔>(95),
放送公社<TV幼稚園 一つ二つ三つ>の挿入アニメーション,
釜馬抗争20周年記念アニメーション<チャガルチの朝>(99) などを
発表しながら、活発な活動をしてきたが、常時‘辺方の旅人’のように孤独で孤立してきた過程だった.
“アニメーションの芸術性は、独立アニメーションから出てきます.
自由で奇抜な、こういう小さな独立作品を通じてアニメーションが発展することでしょう.
でも、今わたしたちは、ひたすらアニメーションをめぐってよく儲ける先端産業だと騒ぐばかりなだけで,
まさにアニメーション発展の要になる基盤の独立アニメーションに対しては無関心です.
まず、良い作品を作ることが最も重要で,
それから知らせることが重要だと思うのです.
現在では知らせることができる、唯一の対案がまさにインターネットです.
人々が作品を見て、良いと感じれば、それでうれしいだけです.”
ク・ボンジュン記者
bonbon@hani.co.kr
ハンギョレ21 2000年 06月 01日 第310号 .
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