2000年5月ハンギョレ21 310号

人の話: “インターネットで独立(インディ)アニメーションを楽しみます”


hangyore00310_2.jpg (15760 バイト)“アニメーションも芸術作品です. これからはインターネットで水準の高い創作独立アニメーションを楽しんでください.”

独立アニメーションだけを紹介するインターネット放送サイトが初めて登場する. 独立アニメーション監督の ジョン・スンイル(35・ミメシススタジオ代表)氏が運営するミメシスTV(www.mimesistv.co.kr)は、これまで子供用テレビアニメーションと劇場用商業アニメーションのなかで難しい一人立ちを続けてきた独立アニメーション監督の新しい突破口だ. 最近、サイトを開いて, 近い将来にミメシススタジオの創作アニメーションを動画像で上映する計画だ.

文化ジャンルで‘独立’という修飾語がつく分野は、事実、苦行の構図とも同じだ. 商業的目的をほとんどあきらめて、作る人が自ら納得するために作業するためだ. 特に、作品を作る過程でも、製作費が異なるジャンルに比べてはるかに多くなるアニメーションは、独立は困難が大きい. テレビや映画館で作品を上映することもほとんど不可能なためだ. 現在も、多くの独立アニメーション監督と、製作者たちが旺盛に活動しているが、彼らの成果は一般とは距離がある. うまく作った作品を知らせる方法がないためだ.

ジョン監督がミメシスTVを作ったのも、そのような理由からだ. ジョン監督は、光州ビエンナーレ特別展で上映した<なつかしい顔>(95), 放送公社<TV幼稚園 一つ二つ三つ>の挿入アニメーション, 釜馬抗争20周年記念アニメーション<チャガルチの朝>(99) などを 発表しながら、活発な活動をしてきたが、常時‘辺方の旅人’のように孤独で孤立してきた過程だった.

“アニメーションの芸術性は、独立アニメーションから出てきます. 自由で奇抜な、こういう小さな独立作品を通じてアニメーションが発展することでしょう. でも、今わたしたちは、ひたすらアニメーションをめぐってよく儲ける先端産業だと騒ぐばかりなだけで, まさにアニメーション発展の要になる基盤の独立アニメーションに対しては無関心です. まず、良い作品を作ることが最も重要で, それから知らせることが重要だと思うのです. 現在では知らせることができる、唯一の対案がまさにインターネットです. 人々が作品を見て、良いと感じれば、それでうれしいだけです.”

ク・ボンジュン記者
bonbon@hani.co.kr


ハンギョレ21 2000年 06月 01日 第310号 .



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