“インターネットは自転車と同じです。
やりかたを知らない時には恐いけれど、いざ始めてみれば特別なものではないという気がする….
インターネット事業も同じだと思います.”
潟oインコミュニケーションのパク・スンヨン(36)社長が、自身の経験から主婦たちに聞かせる助言だ.
パク社長も、3年前まではインターネットはもちろんのこと、コンピュータのコの字も知らなかったという.
だが、彼女は98年にインターネットと恋に陥った後、3年で成功的なデートと恋愛のためのあらゆる情報を収めたというデートネット(www.datenet.co.kr)というサイトを開いた.
主婦12年者の本物の‘冒険’だった.
もちろん、冒険はやさしくはない. 半信半疑の夫を説得するのに6ケ月,
大田という地方の不利のために絶対的に足りない人材を集めるのに6ケ月.
だが、今は夫も職場までなげうって参加し, 職員は9人に増えた.
パク社長は、その前からアイデアバンクとして通じていた.
昨年、韓国スリーエムが主催した主婦対象アイデア公募で大賞を受けたのをはじめ、ロッテ七星とLG電子(当時金星電子)のアイデア公募でも賞をもらったことがある.
デートネットにも、パク社長のアイデアはあちこちで光っている.
デート博士を作るというデートアカデミー,
シングル脱出を手助けするミーティングファイル,
恋愛に対する悩みを一対一で解決してくれるクリニック,
サイバー日記帳, サイバー自叙伝などが、彼女の作品だ.
恋愛ゲームも開発中だという.
“いつもアイデアが思いつけば、書き留めておいて,
応用できる部分を考えましたよ.
誰でも努力すれば、若い感覚を維持できると思います.”だが、主婦ベンチャー社長は、まだ困難を抱えている.
“会社の仕事と家の仕事を併行することが最も難しいのです.
もちろん、小学校5年の娘の教育が最も心配なんです.
それよりもっと難しいのは、人材やインフラが絶対的に脆弱な地方で、主婦がインターネット事業をするということですよ.
でも、こういうことが真の冒険であり,
ベンチャー精神なのではないでしょうか?”
イ・テヒ記者/ ハンギョレデジタル部
hermes@hani.co.kr
ハンギョレ21 2000年 06月 01日 第310号
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